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カースマルクトに行ってきました!
オランダ西部に位置する小さな街ゴーダ。ゴーダチーズで有名なこの街で、春~夏の木曜日だけ開かれる伝統的イベント「カースマルクト」に行ってきました!
カースマルクトとは
- 色んな味のゴーダチーズを試食&購入できる
- 中世から続くチーズ取引の様子を見学できる
- 運河が流れる童話のような街並みも楽しめる
カースマルクト(オランダ語)は英語でチーズマーケットのこと。チーズが名産のオランダでは、ゴーダ、エダム、アルクマールといった生産地で春~夏のあいだマーケットが開かれます。広場にずらりとチーズが並べられ、中世から続くチーズの運搬や取引風景を見学することができます。
カースマルクトの見どころ
市庁舎
ゴーダのカースマルクトは駅から歩いて約10分、街の中心部にある市庁舎前で開催されています。オランダらしい可愛い外観の市庁舎がチーズ取引の様子と相まり、とっても絵になります♪ 開催日は歌の合唱やチーズ作りの実演など、イベント盛りだくさん!また、市庁舎の中も見学できてバルコニーからは広場の様子を一望できます。
チーズ取引の再現
カースマルクト1番の見どころは何と言っても中世から続くチーズ取引の再現。イベント開始時刻になるとゴーダチーズが馬車から放り投げられ、広場に並べられていきます。直径30cmものゴーダチーズが円盤のように飛び交う様子はなかなか面白い光景。生産者と販売業者の間で手の平をパンっと合わせながら価格を交渉し、契約が成立すると握手を交わします。購入が決定したチーズは馬車に積まれて去っていきます。
記念撮影
途中からは観光客もどんどんイベント広場内に入ってきて、自由な雰囲気に。並べられたゴーダチーズを持ち上げてみたり(私も両手で持ち上げてみましたが、びっくりするほど重かったです!)、伝統衣装に身をつつんだ生産者や販売業者、木靴のお姉さんたちと一緒に写真を撮ったりできます。皆さんフレンドリーで笑顔で写真に応じてくれるので、素敵な思い出写真がたくさん残せました♪
屋台でチーズやオランダみやげを購入
広場の周りには屋台が建ち並び、色んなチーズを試食&購入できます。一口にゴーダチーズといっても熟成期間や味付け(チリやバジル、オニオン味、贅沢なトリュフ入りなどなど)が異なり、試食しながら選べたのが良かったです。チーズ以外にも青果を売る屋台やオランダの木靴、ゴーダ伝統のキャンドルや陶器を扱うお店も出店していたので、ここで何かオランダのお土産を探すのも良いかもしれません♪
チーズ計量所
市庁舎の真向かいに建つ古い建物はかつてのチーズ計量所。現在はゴーダの歴史や名産品などを展示する博物館となっているそう。1階のショップではオランダのお土産を買うことも可能です。また、建物内にはチーズ計量用に実際使われていた巨大天秤があり、希望者は体重をはかってくれるという面白い有料サービスもあります!
カースマルクトで見つけたグルメ
ストロープワッフル
ゴーダのグルメと言えばゴーダチーズ!…なのはもちろんなのですが、実はもう一つ食べて頂きたいものがあります。それは「ストロープワッフル」というオランダ伝統の焼き菓子で、ここゴーダが発祥の地と言われています。ストロープワッフルはオランダのスーパーや市場でよく売られていますが、せっかくゴーダに来たなら市庁舎近くに店舗を構える老舗「カンプハウゼン」がオススメ。サクッとした生地に香ばしいキャラメルが挟まっていて、甘いもの好きにはたまりません♪
カースマルクトに必要なアイテム・服装・その他
チーズ取引の様子や木靴のお姉さんとの撮影はカースマルクトの楽しみのひとつだと思うので、ぜひカメラ持参をお忘れなく。また、チーズ市は夏場の開催なので、買ったチーズを持ち歩くなら保冷バッグが必須です。実際私は「オランダは日本より涼しいし、ゴーダはコーティングされたチーズだから大丈夫かな。」と呑気に思っていたのですが、意外にもその日は35℃近い暑さ。保冷バッグに入れていないものは全てブヨブヨに形が崩れてしまいました。
カースマルクトでの注意点
チーズを持ち帰るまでの匂いや日持ちが気になる方は、買う時に真空パックをお願いしましょう。お店の人に”Could you vacuum pack it?”で通じました。なお2017年から乳製品(営利目的・10kgを超えるもの)が日本帰国時の検疫対象となりました。30cmのゴーダチーズ(約12㎏)を丸ごと買って帰るという方は少ないかもしれませんが(笑)、大量購入する予定の方はご注意ください。
まとめ
オランダ名産の美味しいチーズを味わいながら、昔ながらの取引風景を楽しめるカースマルクト。ゴーダ以外にエダムやアルクマールでも開催されているので、是非滞在都市から行きやすい場所や好みで選んでみてください。コロナ禍により2021年7月現在のところは再開のアナウンスありませんが、近いうちにまたあの活気ある風景が戻ってくることを願っています♪
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