シルクロードの中心都市 ウズベキスタン”青の都”「サマルカンド」| トラベルダイアリー

シルクロードの中心都市 ウズベキスタン”青の都”「サマルカンド」

目次

サマルカンド旅行体験記

ウズベキスタンのサマルカンドに初めて訪れたのは、今から12年も前のこと。友達に会いに行ったのがキッカケ。歴史に興味のなかった私でもその壮大な建造物や霊廟とは思えない美しいタイル装飾に感動 ! そんな世界遺産「サマルカンド」をご紹介します。

サマルカンド旅行について

おすすめのポイント
  1. 雲一つない青空と建造物の青いドームが描き出す”青の都”の絶景
  2. かわいいものたくさん ! 知られざる雑貨天国
  3. 安くて美味しい果物と料理に感激のウズベキスタン

シルクロードの中心都市として栄えてきた「サマルカンド」。”青の都”、”イスラーム世界の宝石”、”東方の真珠”などさまざまな異名をもっています。紀元前4世紀から知られていた「サマルカンド」は一度滅び、再びこの地を蘇らせたのはアミール・ティムール。その彼が手掛けた600年以上の歴史を誇る圧倒的な建築群。その見たことのない壮大な景色に感動すること間違いないでしょう。また、意外と知られていない雑貨天国 ! 物価が安いのであれもこれも欲しくなっちゃう人も多いでしょう。

サマルカンド旅行のおすすめのスポット

3つの豪華なメドレセ(神学校)による見事な共演 ! レギスタン広場

左側には天文学者であったウルグベクが建てたウルグベク・メドレセ。3つのメドレセ(神学校)の中で最も古く、入り口のアーチには天文学者らしい青い星をモチーフにしたタイル模様が描かれています。正面のティラカリ・メドレセは礼拝所としても使われていたそう。メドレセに入って天井を見上げると細かな遠近法で描かれた金箔の模様に息をのむこと間違いなし ! 右側のシェルドル・メドレセにはイスラム教ではタブーとされる動物が描かれています。そのため、さまざまな伝説が残されています。あなたはどのメドレセが好み ? !

霊廟とは思えない豪華なタイル装飾に圧倒 ! シャーヒズィンダ廟群

正面の門をくぐり、階段を上っていくと、サマルカンドの地を蘇らせたアミール・ティムールにゆかりのある人々の霊廟が立ち並びます。その1つ1つの霊廟の鮮やかなタイル模様や装飾に釘付けになること間違いなし ! そこが霊廟であることを忘れてしまうくらいの美しさです。その装飾の多様さや美しさは中央アジアでも指折りの名所と言われています。あなたはどのデザインの霊廟がお好み ? !

中央アジアで最も大きなモスク ! ビビハ二ム・モスク

サマルカンドの地を蘇らせたアミール・ティムールが愛した妃ビビハニムの名がつけられたモスク(礼拝所)。かつてのイスラム世界で最大の規模を誇ったモスクであるがためにさまざまな伝説が残されています。正面の門をくぐって、モスクのある中庭中央には大理石で作られたコーラン(イスラム教の聖典)を置くための大きなラウヒ(書見台)があります。そのラウヒの回りを3周すると願い事が叶うとか ?

サマルカンドでのおすすめグルメ

サマルカンドでしか食べられない「サマルカンド ノン(パン)」

ウズベキスタンの主食はノン(パン) ! そのノン1つをとっても地域でさまざまです。「サマルカンドのノン(パン)」は、他の地域のノン(パン)とは違って厚くて重さもあり、中もギッシリ ! 真ん中にはブラッククミンシードが付いていて食べた時の風味が絶妙で、食べ応えのあるノン(パン)です。サマルカンド市内ではどこでも目にすることができるので、ぜひご賞味してみては ? !

サマルカンドでのおすすめのショッピングスポット

レギスタン広場の横 タシケント通りでお気に入りを手に入れて !

レギスタン広場の3つのメドレセの中でもスザ二(刺繍を施された布)や陶器類、雑貨など魅力的な品々がたくさん ! さらに時間に余裕がある人はレギスタン広場の横のタシケント通りを歩いてみては ? ! 通りに面して、アトラス(シルク製の布)やスザ二(刺繍が施された布)を使った洋服やバック、ポーチなど女性にとっては嬉しい品々がたくさんです! ぜひ、立ち寄ってみては ? !

サマルカンドにて宿泊したホテル

グーリ・アミール廟から徒歩圏内のマリカプライムホテル

サマルカンドの地を蘇らせたアミール・ティムールをはじめ、彼の息子たちが眠っているグーリ・アミール廟が目の前に見え、レギスタン広場からも徒歩圏内という好立地にあるホテル。落ち着いた雰囲気で3階のテラスからは写真のグーリ・アミール廟が眺望できます。4つ星ホテルのため、ウズベキスタンのホテルの中では料金が少し高めですがホテルでゆっくりしたい人にはピッタリ !

サマルカンド旅行にて利用した旅行代理店・ツアー

個人手配

ウズベキスタンでは、基本現地語のウズベク語かロシア語。地方に行くとなかなか英語やロシア語も通じない地域も多いです。タシケントをはじめ、ここサマルカンドは観光客も多く、比較的英語も通じやすい地域になります。ガイドブックを見ながら、個人旅行が好きという方は、ぜひゆっくり周遊してみてください。また、人とはちょっと違った旅行をと考えている方には、サマルカンド在住の日本人が旅行会社を開いているのでご紹介することも可能です。投稿者までお気軽にご連絡ください。

サマルカンド旅行に必要な持ち物

日焼け・日差し対策グッズ(日焼け止め・日傘・帽子・サングラス等)、ウエットティッシュ、エコバック、歩きやすい靴、胃腸薬。ウズベキスタンは日本と比較すると日差しが強いので、日焼け・日差し対策は必須です。また、ついつい美味しい果物を食べすぎてしまったり、全体的に油っぽい料理も多いので、胃腸の調子が乱れやすいことも・・・胃腸薬を持参して、快適な旅行を !

サマルカンド旅行での注意点

サマルカンド旅行での注意点
  1. 夏の美味しい果物や生野菜料理は控えめに !
  2. 油っぽい料理が多いので胃腸の管理を !
  3. 乾燥しているため、汗の量は少ないけれどこまめに水分補給を !

甘くておいしい果物や生野菜、伝統料理の「パロフ」や「シャシリク」など比較的日本人の口に合い、ついつい食べ過ぎ・飲みすぎてしまいますが、油っぽい料理が多いので胃腸の調子が乱れやすくなります。胃腸薬を持参し、食べ過ぎ・飲みすぎには要注意を ! 乾燥しているため、汗の量は少ないけれど脱水になりやすいため、こまめに水分補給を忘れずに!

まとめ

実は、”青の都”「サマルカンド」周辺にもまだまだ見どころがたくさんあります。歴史のあるサマルカンド・ペーパーの復興を試みた「コ二ギルメロス(紙すき工房)」やスザ二(刺繍された布)で有名なウルグット(村名)のバザール(市場)などお時間に余裕がある人にはぜひ一度訪れてみて欲しい場所です。さらに「ウズベキスタンの生活や料理にご興味がある方」「人とは違う旅を計画・満喫したい方」はぜひ投稿者のサイトからご相談ください。現地在住の日本人がお手伝いさせていただきます。

 

N.mikako日本語通訳・ガイド 

投稿者の過去記事

ウズベキスタンのホラズム州トルクメニスタンとの国境沿いの村に住んでいるウズベク人と結婚し、現在中央アジアで最初に登録された世界遺産「イチャン・カラ」で日本語通訳・ガイドの仕事をしています。
「ヒヴァについて」「ウズベキスタンについて」「村の生活」などにご興味のある方はこちらからお気軽にご連絡ください。https://sehrlixiva.wordpress.com/

コメント

    • t&k
    • 2021年 8月 30日 1:51pm

    Good!!

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