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ドゥブロヴニク旅行体験記
テレビや雑誌でこれまで何度も目にした事のある、城壁に囲まれた小さな街ドゥブロヴニク。「アドリア海の真珠」と謳われる美しいこの街にずっと憧れていて、見てみたかった世界遺産の街です。景色よし、食事よしで、期待を裏切らない素敵な街でした。
ドゥブロヴニク旅行について
- 青い海とオレンジの屋根瓦が美しい、スルジ山からの景色
- 地元の人たちの生活がかいまみえる、城壁の天空散歩
- お土産にもぴったりな手作り石鹸などのカワイイ雑貨
ドゥブロヴニクの旧市街は城壁で囲まれていて、そこに一歩足を踏み入れると中世の世界が広がっています。まるでテーマパークにでも来たかのよう。取り囲む城壁の上を歩いて街を一周してみると、洗濯物がはためく地元の生活が見えてきて、ここが生きた街であることを実感します。さらに街を見下ろすスルジ山山頂に行ってみれば、旧市街が海に浮かぶ様が一望できて、ドゥブロヴニクに来たんだと感激もひとしおです。ぶらぶらと気の向くままに街歩きをしてみれば、自分だけの景色が見つかるかも知れません。
ドゥブロヴニク旅行のおすすめのスポット
中世の面影を残す、教会と宮殿
ドゥブロヴニクはかつては海洋貿易で大いに栄えた港町でした。旧市街の中にある教会や宮殿は、バロック・ゴシック・ルネサンスなど豪華で美しい建築様式で残されており、当時の繁栄を偲ばせます。大聖堂、スポンザ宮殿、聖イグナチオ教会、聖ヴラホ教会、ドミニコ会修道院・・・小さな旧市街の中にこれだけの見どころがひしめいています。ピレ門から旧市街に入ってすぐにあるフランシスコ会修道院には、1317年創業という世界で3番目に古い薬局が併設されていて、今でもお買い物ができます。
天空散歩が楽しめる、城壁の上
旧市街をぐるりと取り囲む城壁の上を、一周歩いて回ることができます。まっすぐに伸びるメインストリート、家々が密集しひしめき合い洗濯物がたなびく地元の人たちの生活の場、その合間に見える小径と寝そべる猫、輝く青い海とビーチなど、一周1940mの間に、色々な顔を見せてくれて、街中の道を歩くだけでは見られない景色が、城壁の上から楽しめます。この城壁からの空中散歩はドゥブロヴニク観光に欠かせません。
これぞドゥブロヴニク!スルジ山山頂
ロープウェイでたった3分で到着するスルジ山山頂は、ドゥブロヴニク街全体を見下ろすように、見守るようにそびえています。ここからは、海に浮かぶ旧市街がまるでジオラマのように見渡すことができる絶景スポット。テレビや雑誌などで見た事のあるドゥブロヴニクの姿がここで見られます。「アドリア海の真珠」という形容そのままの美しい景色が見られるのは、このスルジ山からだけです。
ドゥブロヴニクでのおすすめグルメ
世界遺産を眺めながらシーフードが楽しめる、レストラン「オルハン」
旧市街の西側のピレ門近くの入り江に建つレストラン「オルハン」で新鮮なシーフード料理がいただけます。旧市街の中では海が見えるレストランはあまりありませんが、ここ「オルハン」は目の前に海、その向こうに旧市街の城壁と要塞がそびえ立ち、景色を楽しみながら食事がいただけます。ドゥブロヴニクは何と言ってもシーフード!シンプルな味付けながら、新鮮で素材の味がしっかりしているので日本人の味覚にも合うお料理ばかりです。カルパッチョなど生でも美味しくいただけました!
ドゥブロヴニクでのおすすめのショッピングスポット
旧市街のメインストリート、プラツァ通り
旧市街を東西に貫くプラツァ通りは、通り沿いにたくさんのお店が軒を連ねています。どれもこじんまりとした店構えですが、ジャムやオリーブオイルやチョコレートと言った食べ物系もあれば、ポストカード、手作り石鹸や刺繍製品などの雑貨系と、この通り付近で何でもお買い物できます。ふと迷い込んだ狭い路地裏にもお店があったりするので、自分のお気に入りを見つけてみるのも楽しいです。特に手作り石鹸のお店が多く、ラベンダーやローズ、オリーブなど多種多様。小さいのでお土産にぴったりです。
ドゥブロヴニクにて宿泊したホテル
Room&Apartment Saint JohnでSOBE体験
一般家庭の空いている部屋に泊まるという、いわゆる民泊をSOBE(ソベ)と言い、クロアチアでは一般的な制度。今回泊まったのは、広々として明るい部屋と共有スペースのテラスやお庭がとってもステキなお宿です。山肌の中腹にあるので、眼下にはひしめき合う家々と、その向こうには海が見えて景色も最高。ホテルのように、全てが整っておしゃれなものが置いてあるわけではないけれど、普通の家庭にお邪魔しているようなものなので、貴重な経験ができます。
ドゥブロヴニク旅行にて利用した旅行代理店・ツアー
個人手配
前の街から長距離バスでドゥブロヴニクに到着したものの、山の上のバスターミナルで持っているガイドブックの地図外でした。山の中腹あたりのホテル泊にしましたが、入り組んだ小径、坂道、階段が多く、そう言った地形のことまで個人ではなかなか調べきれず、到着してから少し大変でした。でも好きな場所に好きなだけ滞在できて、気に入ったら何度でも訪れてゆっくり過ごせるのは、個人ならではの良さだと思います。
ドゥブロヴニク旅行に必要な持ち物
アップダウンがあるので、とにかく歩きやすい靴は必須です。できればスニーカーがオススメ。もし旅行が夏だとしたら、日差しの強さに加えて石畳や海からの照り返しが強くとっても暑いので、日焼け対策グッズやサングラスなどあるといいでしょう。特に日焼け止めなどは海外ではあまり手に入らないことも多いので、自分に合うものを日本から持参した方がいいです。湿気は海沿いでありながらあまりなくカラッとしているので、朝晩は少し涼しくなることも。薄手の羽織るものがあると便利です。
ドゥブロヴニク旅行での注意点
- ドゥブロヴニクは坂道と階段だらけ!荷物のトランクが転がせないことも。
- 教会は祈りの場。着衣と脱帽に注意して、静かに見学しましょう
- 治安のいいドゥブロヴニクですが、油断は禁物です
山肌に張り付くように家々が立ち並び、隙間を縫うように路地が走っているドゥブロヴニク。階段も多いので、大きくて重たいトランクを持ち上げて登ることになるかも知れないので、ご注意を。また、クロアチアはおおむね治安がよい国で、ドゥブロヴニクでも夜まで観光客で賑わっていますが、スリ被害などもありますので、油断せず注意しましょう。
まとめ
ずっと行って見てみたかった海に浮かぶあの景色を見た時、本当に来たんだ!と感動しました。中世のまま時が止まったかのようなのにただ古いだけではない、今を生きている活気もあって、とてもエネルギッシュで魅力的な街です。それに海沿いだけあってシーフード料理がどれも新鮮で美味しい!魚介好きな日本人も楽しめるのもポイントです。橋を渡り城壁を抜けたら、もう地図は必要ありません。街にたくさんいる猫に誘われるように、気の向くままにさまよってみると、素敵な路地やお店や人に出会えると思います。
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