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ウユニ旅行体験記
前回、ウユニ①の記事でご紹介したツアーでは、乾季と雨季それぞれ違ったウユニ塩湖を存分に楽しみました。今回は、チリ北部の砂漠の町から出発する2泊3日のウユニ塩湖ツアーをご紹介します。
アタカマ発ウユニ塩湖ツアーについて
- チリから国境を越えてウユニ塩湖を目指す旅!
- ツアー内容がとにかく充実!観光スポット盛沢山!
- 2泊3日のツアーを共にするメンバーと楽しい時間を!
1回目のウユニ塩湖ツアー参加後、他国を旅している間もあの美しい景色が頭から離れることはなく、また行きたいという気持ちが高まっていきます。そこで、今度はチリ北部からウユニ塩湖へと抜ける2泊3日のツアーに参加することにしました。ツアー内容はかなり充実していて、もはやウユニ塩湖に行かなくても十分満足できるのではないかと思ってしまうほど。ツアー人数は最大7人で、3日間行動を共にします。初対面にも関わらず、ツアー仲間との仲はかなり深まり、修学旅行のような楽しい時間を過ごすことができるかもしれません。
アタカマ発ウユニ塩湖ツアーのおすすめのスポット
ツアー出発の地、砂漠の町サンペドロ・デ・アタカマ
出発地はチリの北部に位置するサンペドロ・デ・アタカマです。砂漠に囲まれた小さな町は、カラっとした空気が気持ちよく、突き抜けるような青空と真っ白な建物が絵になります。こじんまりとした町中を出ると、そこにはまるで月面を思わせる砂漠地帯が広がります。街周辺には砂漠の遺跡や月の谷など有名な観光スポットもあります。ウユニ塩湖ツアーに参加する前に、アタカマの町を満喫することをお忘れなく!
絶景づくし!ウユニ塩湖までの道のり!
砂漠の町をランクルで出発すると、まずは国境を越え陸路でボリビアに入国します。その後も砂漠の大地を駆け抜け観光スポットを巡ります。
目を見張るほど美しいラグナ・ベルデ(日本語で緑の湖)。エメラルドグリーンの湖面に山々が映し出され、まさに絶景です。
Laguna Colorada(日本語で赤褐色の湖)。プランクトンによって鮮やかな赤色の湖が作り出されており、たくさんのフラミンゴが集まっていました。
Termas de Polquesは、砂漠の真ん中にある露天風呂。標高が高いこともあり少し肌寒かったので、足だけ浸かって満喫しました。
硫黄の匂いが立ち込める間欠泉にも立ち寄ります。
最後に奇岩に立ち寄り、それからウユニの町へと向かいます。奇岩には登ることができ、広大な砂漠の地を見渡すことができます。
塩のホテルでツアー仲間と乾杯!標高5000mで満点の星空観賞!
アタカマからのツアーでは、砂漠の中にある塩のホテルで1泊します。ウユニ①の記事でご紹介した宿と同様、建物は塩でできています。食事時には同じツアーの仲間とテーブルを囲み楽しい時間を過ごします。高山病予防のため少量しか飲みませんでしたが、持参したチリワインで乾杯しました。標高5000mに位置する宿からは、満点の星空をみることができます。次から次へと流れ星が流れ、永遠と眺めていられるような気さえする最高の星空でした。
鏡張りの世界と、宇宙空間のような星空
2度目のウユニ塩湖ツアーに挑んだのは、ベストシーズンである1月後半の新月の日でした。青い空と白い雲が映し出される鏡張りの世界は、何度見ても飽きることのない唯一無二の美しさです。そしてなにより、新月の星空は圧巻でした。月が完全に欠け、星の光だけが夜空を照らします。満点の星空が湖面に映し出され、まるで宇宙の中にいるような光景を見ることができるのです。夜空をうまく撮影できる機材を持っていなかったので、写真に残すことができなかったことだけが心残りです。
アタカマ発ウユニ塩湖ツアーでのおすすめグルメ
青空と砂漠に囲まれて、ピクニック気分!
ツアーは三食食事付きです。毎食、簡単なキャンプ飯のようなメニューですが、味は悪くはありません。砂漠に車を止めて、外で食べた昼食も決して豪華ではありませんでしたが、青空と砂漠のロケーションが最高のスパイスになりました。
ウユニの町の病院
ツアーで行動を共にした旅行者が重度の高山病で入院を余儀なくされ、病院まで付き添いました。院内は簡易的な設備でしたが、清潔感があり対応もすごく良かったです。スペイン語しか通じない上に専門用語での説明だったので、そこはかなり大変でした。日本で入っていた保険を使い、キャッシュレスで治療を受けていました。入院食がビスケットやピザといったボリビアらしさ満載で思わず笑ってしまいました。せっかく遥々ウユニを訪れたその旅行者は、ウユニの町では症状が改善されず、塩湖を拝むことなく泣く泣く標高の低い街へと輸送されていきました。
アタカマ発ウユニ塩湖ツアーにて利用した旅行代理店
アタカマの町にはツアー会社が立ち並ぶ
ウユニ塩湖ツアーへの起点となるアタカマの町には、多くの旅行会社が並んでいます。旅行会社によって宿泊するホテルなどの内容が少しずつ異なります。提示されるツアー価格にはそこまで大きな差はないものの、値引き交渉次第で多少料金が変わってきます。アタカマの町に着いたら、旅行会社を何件か回って対応の良いところで申し込みましょう。
アタカマ発ウユニ塩湖ツアーに必要な持ち物
「高山病に効くコカの葉」「防寒具」
アンデス山脈が連なるこの地域では、コカの葉やコカ茶が高山病に効くと言われています。露店で購入できるので、高山病対策の1つに持っているといいとかもしれません。尚、コカの葉はボリビアでは合法ですが、国外への持ち出しは禁止なので注意しましょう。コカの葉やコカの茶には、コカインのような効き目はないので安心してください。ウユニ塩湖は朝晩の寒暖差がすごいので、しっかり防寒着を持っていきましょう。
アタカマ発ウユニ塩湖ツアーでの注意点
- 高山病をなめてはいけない!最悪の場合、死に至ることも。
- 時期によって見えるウユニ塩湖の世界が全然違う!
- ベストシーズンの塩湖は観光客だらけ!シーズンを少しずらすことも選択肢に。
チリからウユニへのツアーは、5000m級の山々を車で一気に超えていくので、高山病のリスクがかなり高くなります。水分を十分に摂ること、コカの葉を噛むなどできる限りの対策をしましょう!できるだけ飲酒も控えましょう。体調不良を感じたら、横になって休むことも重要です。ウユニ塩湖は乾季と雨季で全く違った顔を見せてくれます。旅行時期は慎重に選びましょう。鏡張りが見れるベストシーズンは、ちょっと引いてしまうくらい大勢の観光客が訪れます。せっかくの鏡張りの世界に人が多く映り込んでしまうので、少しシーズンずらすことも選択肢にいれましょう。
まとめ
ウユニ①の記事では、ウユニの町発着のツアーについて書きましたが、今回はチリ発ウユニ着のツアーをご紹介しました。それぞれツアー内容が充実していて、かなり満足度の高いものでした。他にも、ウユニ塩湖からチリへ下っていくツアーや、ウユニからアルゼンチン北部へ電車の旅を楽しむこともできます。日本から遠くはなれたウユニですが、時間とお金をかけてでもぜひ行ってほしい場所です。一生忘れられないほどの絶景を見に、ぜひウユニ塩湖へ訪れてみてください!!
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