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八幡浜旅行体験記
愛媛県西部の街・八幡浜を訪れました。九州から四国へ移動する際に四国側のフェリー発着地が八幡浜ということで、正直どんな見どころがあるかも知らずに降り立った小さな街。でも、1泊してみると想像していたよりずっと楽しく魅力的な場所でした!
八幡浜旅行について
- 海あり山あり☆温暖な気候と豊かな自然に恵まれた街
- ちゃんぽんや塩パンなど意外な名物を楽しめる
- 小さいながらフォトジェニックなスポットが沢山
四国最西端である佐田岬の付け根に位置し、四方を海と山に囲まれた八幡浜。美しい景色はもちろん、魚やみかんといった海の幸・山の幸を楽しめます。加えて最近は塩パンや八幡浜ちゃんぽんという名物も注目されています♪ また、かつて四国の西の玄関口として栄えた歴史から八幡浜の保内地区には明治期の擬洋風建築が残ります。小さな街ながら見どころも美味しいモノもたっぷりの八幡浜。今回は全ての観光地を周り切ることは出来なかったので、私が実際に訪れた「駅から歩いて行けるスポット」に絞って紹介したいと思います。
八幡浜旅行のおすすめのスポット
トトロトンネルに出会える王子の森公園
JR八幡浜駅の南側にある王子の森公園。一見なんの変哲もない公園なのですが、敷地の端に植えられた生け垣をよく見てみると…なんと中を通り抜けできるようになっています!大人だと少しかがまないと進めないこのサイズ感は、まるでジブリ映画『となりのトトロ』に登場するトンネルのよう。実際モデルになった場所という訳ではないのですが、SNSやジブリファンの間で「トトロっぽい!」と話題になっている様です。また、園内には蒸気機関車が保存されていて運転手席に乗ることもできます。お子さんも喜ぶこと間違いなしの楽しい公園です!
塩パン発祥の店で元祖の味をぜひ!
ここ数年ですっかりパン屋さんの定番品となった「塩パン」。その発祥のお店が、なんと八幡浜にあるんです!三角屋根の外観が可愛い「パンメゾン」は、朝から地元のお客さんがひっきりなしに訪れる人気店。名物の塩パンは焼き上がってはカゴに盛られ売れていきます。表面はサク、中はふんわり。この美味しさはさすが元祖というしかありません!77円という安さも嬉しい♪ 店内では塩パンに合うようにブレンドされたというコーヒーも頂けます。塩パンのバリエーション商品や塩パン以外のパンも充実していました。
愛宕山から見る展望
八幡浜は岬と入江が交互に配されたリアス式海岸の地形。丘陵と海が近いため風光明媚な景色を楽しめます。山の上にある愛宕中学校の周辺からは岬に囲まれた八幡浜の街と港が一望できるので、健脚の方はぜひ。商店街奥にある大宝寺前の坂道から登れます。特におすすめの時間帯は夕暮れ時。四国の西海岸から見る夕日は本当に絶景!
八幡浜でのおすすめグルメ
八幡浜ちゃんぽん
ちゃんぽん麺といえば長崎が有名ですが、港町八幡浜には長崎の影響を受けつつ独自に発展したちゃんぽん文化があり、市内多くのお店で味わえます。豚骨スープがベースの長崎ちゃんぽんに対して、八幡浜ちゃんぽんは鰹節や昆布だしベースのあっさりしたスープ。じゃこ天や蒲鉾といった八幡浜の名産が入っており、具だくさんで美味しかったです。
八幡浜でのおすすめのショッピングスポット
八幡浜みなっと
八幡浜でお土産探しならまずここ!というぐらい大きな道の駅。フェリー港のすぐ横にあり、敷地内には観光案内所や魚市場、カフェなどの施設がずらり。食品館アゴラマルシェのお土産コーナーには八幡浜をはじめ愛媛の特産品が並び、特にみかんジュースのバリエーションは圧巻!また、コスメ雑貨の店「アトリウム」ではザ・ワールドマーマレードアワードにて金賞を受賞したマーマレードが手に入ります。物販以外にじゃこ天や海鮮丼を提供するフードコートや石窯パンの店、ジェラート店も入っていて愛媛名物をたっぷり堪能できます。
八幡浜にて宿泊したホテル
大正湯
今回の私の宿泊先は、なんとお風呂屋さん!駅と港のちょうど中間に位置する大正湯は、老朽化によって休業していた銭湯を地元の方の惜しむ声を受けて近年大規模改修。2階に簡易宿の機能も備えるレトロモダンな銭湯として生まれ変わりました。お風呂屋さんなので、宿泊者は銭湯入り放題☆ ご夫婦2代で経営されているアットホームな雰囲気も素敵なお宿でした。
八幡浜旅行にて利用した旅行代理店・ツアー
個人手配
個人旅行で九州や四国を周る中で、経由地として訪れました。大分県別府市~愛媛県八幡浜間を宇和島運輸フェリーが運航していて、両都市とも街の中心部に港があるため個人でも移動しやすかったです。九州~四国を旅行する際はぜひ八幡浜も観光プランに入れてみてはいかがでしょう♪ ただし鉄道旅行の場合は八幡浜は他の街への鉄道の本数が多いとはいえないので要注意。行き先によっては、ツアーや車利用が便利かもしれません。
八幡浜旅行に必要な持ち物
四方を海と山に囲まれた地形から風が強く夜は冷えるため、調整しやすい上着や防寒具など持っていると便利です。帽子も風に飛ばされにくいタイプがおすすめ。また、展望を見に行ったり自転車に乗る可能性なども考えると、動きやすい服装とスニーカーが良いかと思いました。街なかは商店街をはじめ石畳が多いです。
八幡浜旅行での注意点
- 鉄道の本数は多くないので出発前に時刻表チェックを
- レンタサイクルを利用する方が行動範囲が広がる
- 防空壕跡見学には近所で鍵を借りる必要があります
八幡浜~松山もしくは宇和島の列車は1日数本とかなり限られるので、時刻表をあらかじめ調べておきましょう。また、今回は駅や港周辺の歩いて周れるエリアを紹介しましたが、自転車を借りればもっと行動範囲が広がります。観光案内所のレンタサイクルはママチャリ4時間300円~とお手頃でした☆特に北部の保内町(洋館やもっきんロードが有名なエリア)まで足を伸ばす方は是非。あと八幡浜の住宅地には戦時中の防空壕跡があるのですが、内部見学には近隣のお店にて鍵を借りる必要があるので入り口扉に記載されてる場所を訪ねてみてください。
まとめ
四国の西の玄関口・八幡浜。もとは経由地として訪れたはずなのに、グルメや展望など、しっかり市内観光を楽しんでしまいました(笑)。美味しい塩パン、みかん製品、可愛い銭湯、トトロに出てきそうなトンネルなど、特に女性が好みそうなスポットがいっぱい!宇和海に沈む夕焼けも本当に綺麗で、またゆっくり訪れたい場所が増えました。
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