青ヶ島

たどり着けるのは50%!東京の秘境青ヶ島へ行ってみた

青ヶ島旅行体験記

元々離島旅行に興味があり、インターネットで秘境して紹介されていたこと、美しい青い海の写真を見たことから、いくことを決めました。

本当にアクセスが大変だったのが逆に面白かったし、こんな離島が日本に存在しているんだ、とびっくりしました。普段、街中に住んでいると、離島の考え方が新鮮でした。
景色の雄大さと人の暖かさに触れることができ、行ってきてよかったと心から思える場所でした。また是非行きたい旅行先の一つです。

青ヶ島旅行について

おすすめのポイント
  1. 実は東京都内でありながらなかなか行けない秘境である
  2. 世界の星空にも選ばれたほど絶景が見れる島
  3. 青ヶ島独特の景観「二層火山」や特有植生が見れる

東京都に属する島でありながら、めったに訪れる人のいない島、それが青ヶ島。アクセスがとても難しく、船で行ったときに、陸地を踏める確率は50%~60%と言われています。「秘境」という言葉に弱い人にはたまりません。
絶海の孤島なので、夜は街の明かりが少なく、星空観測にはもってこいです。
島の形は「二層火山」という、世界でも珍しい地形。青ヶ島特有の植物も生えています。

青ヶ島旅行のおすすめのスポット

二重火山を見下ろせる「 大凸部」

大凸部
青ヶ島大凸部は、青ヶ島最高地点。
青ヶ島の名所である二層火山火口を上から眺めることができます。
また、青ヶ島の風景を一望することができるほか、護岸工事が行われている崖なども臨めます。晴れている日の夜中などは満天の星空が仰げます(草深い山道を登らないといけませんが)。青ヶ島の中でも、人気のスポットです。
道はあまりしっかりとした道ではないので、運動靴がおすすめです。”

自然の蒸気で調理する「地熱釜」

地熱窯

青ヶ島に存在する名所の一つ、地熱釜。
地熱の力を利用し、野菜やソーセージをふかして食べることができるので、ワイルドな食事を楽しめるスポットです。
青ヶ島は絶海の孤島でレストランなどはありません。そのため、宿では1泊3食つきが基本なのですが、お願いをすれば地熱釜用の食材も買わせてもらうことができます。
また、十一屋酒店で購入した野菜などを持って行ってふかして食べることもできます。
同じく酒店で購入した青ヶ島の名産「ひんぎゃの塩」をちょっとつけて食べると、絶品でした。
とっても美味しいので是非体験してみてくださいね。

ふれあいサウナ

サウナ

ふれあいサウナは青ヶ島のちょうど中間のあたりに位置するサウナで、青ヶ島という火山島の地熱を利用したサウナとなります。
そのため、地面から湯気の出ているエリアに囲まれています。
大変に気持ちいいサウナ施設となっていて、地元のおじさんや工事作業員の人たちが和気あいあいと話してます。
ですがとても暑いのです。地熱の雰囲気をしっかりと味わうことが出来るともいえますね。
旅の疲れを取るのにもおすすめですよ。

青ヶ島でのおすすめグルメ

居酒屋 もんじ

もんじ
居酒屋もんじは青ヶ島にある居酒屋の一つ。といっても青ヶ島にはレストランやカフェなどといった飲食店がなくて、たった2つある居酒屋のうちの一つだったりします。
こちらの居酒屋では青ヶ島や八丈島で取れた魚をはじめ、青ヶ島特産の「青酎」などを飲むこともできます。
のんびりと旅行したついでに立ち寄ってみるのも楽しいかもしれませんね。

お店の人もしゃべり好きだし、現地の人と交流することが出来る数少ないスペースの一つとなっています。

青ヶ島でのおすすめのショッピングスポット

十一屋酒店


十一屋酒店は青ヶ島に存在する唯一無二のお店です。
名前こそ酒店ですが、基本的な生活雑貨、食料、お土産、なんでもこの店で売っています。といいますか、この店以外での購入ができません。
こちらでは青ヶ島のお祭りの際に販売されるTシャツ、また青ヶ島の名産品である青酎、ひんぎゃの塩なども購入することが可能です。
島の生活の一端を味わうこともできて、楽しいお店でした。

青ヶ島にて宿泊したホテル

青ヶ島村キャンプ場

青ヶ島キャンプ場
青ヶ島にはいくつかホテルが存在します。基本的に1泊3食つき、また離島での経営となるので、東京都23区内の安ホテルと比較すると、値段の設定が高め。
現地での現場工事滞在者向けにホテルが経営されてという節もあって、旅行者にとってはあまり空きがありません。なので、ホテルを取る際には、かなり前もって電話をする事も大切になってきます。
一方、青ヶ島キャンプ場は、使用料金は無料。
長くても1週間までの滞在しかできない点、あまり日当たりのいい場所にない点は欠点といえますが、水道やトイレはありますし、地熱釜が近いので野菜と塩さえ持っていれば料理ができます。
利用するために役所まで行く手間はいりますが、旅費を節約したい旅行者にはおすすめです。
ちなみに、役所のある中心地までは徒歩で1時間かかります。

青ヶ島旅行にて利用した旅行代理店・ツアー

個人手配

良かった点
1.自分で自由に動ける
青ヶ島旅行を個人で行った事の最大のメリットはこの点です。自由に動くことが出来るというのが非常に大きかったと感じています。
2.行きたいところにたくさん行けた
また、行きたかった場所は滞在中にすべて巡ることができたのも良い点であると言えるでしょう。
3.自力で行ったからこその出会いがあった
ヒッチハイクで車に乗せてもらったり、地熱釜で野菜を作っていたら色々な人に話しかけてもらったりと、様々な出会いを楽しむことができました。

残念だった点
1.車の手配ができなかった
青ヶ島のレンタカーサービスは、ホテルに宿泊していない人には貸してくれません。島を自由に動くためにはレンタカーかなり重要なんですけどね。
2.歩きはかなりきつい
港とキャンプ場はちょうど火山の底の部分、もしくは最も海に近い部分にあり、集落まで坂道を登ります。その坂がかなりきつい上、港から集落までは1時間半近く歩くこととなります。
3.基本的にツアーがない……
また、東京の離島には基本的にツアーがありません。
なので、個人旅行に慣れてから行くのがおすすめです。基本的には自己完結が基本となります。

青ヶ島旅行に必要な持ち物

キャンプ場で生活するのであれば、ソロキャン装備とスキルがいります。トイレットペーパーは持参するのがいいかと思われます。
高温多湿の島となるので、着替えなどは、キャンプであってもホテル泊であっても多めに持参するのがよいです。
ただ、晴れている日などは、その辺につるしておけばすぐに乾いてくれるので、その点も含めて荷物プランを練るのがいいかもしれませんね。

青ヶ島旅行での注意点

青ヶ島旅行での注意点
  1. 滑走路がないため交通手段が極端にすくない
  2. 船を利用しても良いがたどり着ける率が極端に低い
  3. ヘリコプターの座席が少ないため予約は争奪戦

青ヶ島は、小さく、滑走路がありません。
ヘリポートがありますので、住民や工事関係者の多くがヘリコプターを利用しています。
ただし、座席数9、持ち込める荷物は膝に乗せられる分という狭さ。日常的に利用している人たちが優先されるので、予約は争奪戦が必至です。
船もあるのですが、海と港の形的に接岸が難しく、少し海が荒れると就航しなかったり、島が見えるところまで行ってから引き返すことも。
余裕のある日程を組み、行きは船にしたとしても、帰りは決まった日に帰れるようにヘリコプターを予約するという方法が安全です。

まとめ

青ヶ島は全国にある離島の中でもアクセスが抜群にしにくい離島としても知られています。
しかしそういった場所でも生活している人、人の営みが存在しました。人口170人ほどですが、保育園もありました。
また雄大な自然が残っていることが素敵な点でもあるといえます。
現実の中にある非日常を味わいたい方は是非訪れてみてくださいね!

うなお地球の人

投稿者の過去記事

地球のすみずみまで行きたすぎて、人生が足りないくらいの旅好きです。

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

海外旅行おすすめ

  1. 台湾野球場巡り体験記日本の野球シーズンは通常3月末に開幕し、10月には終わります。実は台湾ではこ…
  2. プナカ旅行体験記近年は「世界一幸せな国」としても有名になった国、ブータン。そんな風に言われるもっ…
  3. ダナン旅行体験記アジアのリゾートでゆったりのんびりしたい。治安がそこそこ良い、ビーチだけでな…
  4. スペイン植民地時代の香り!クラシックカーとレトロな街並み、ハバナ | トラベルダイアリー
    ハバナ旅行体験記レトロかわいい街並みとクラシックカーという構図のイラストを見たことがある人は多い…
  5. ロンドン
    ロンドン旅行体験記英語を勉強するにあたって、一番行きたかったのがイギリス。英語発祥の地でしっかり…
  6. バリ島旅行体験記以前からバリ島に行きたいと思っており、連休が確保できたので行きました。リゾート地…
  7. 初めての子連れ海外♡ハワイを楽しみ尽くす!~ノースショア編~| トラベルダイアリー
    ノースショア旅行体験記結婚10周年記念に海外旅行に行こう!と計画し、当時6歳の息子を連れて初めて…
  8. パリ旅行体験記「フランス行ったことない」「なんとっ!」…ということで、私は7度目、旦那は人生…
  9. 【アメリカ★テネシー州】年越し!1日中楽しめるガトリンバーグの旅| トラベルダイアリー
    ガトリンバーグ旅行体験記2019年の年末年始は、恋人が住んでいるテネシー州へ!その中でも家族連れ…
  10. バンコク旅行体験記大学生の頃に初めてバンコクを訪れてからというもの、どっぷりバンコクの魅力にハマっ…

国内旅行おすすめ

  1. 石垣島旅行体験記今回はじめて石垣島に行って、美しい海に感動しました。ここって日本だよね?と確…
  2. アドベンチャーワールド旅行体験記2018年GWにまとまったお休みがあったため、以前から行ってみた…
  3. 修復中でもオススメしたい!レトロな街並みが楽しめる松山・道後温泉| トラベルダイアリー
    松山旅行体験記松山といえば何と言っても日本三古湯のひとつ道後温泉が有名!…ですが平成31年からの…
  4. 秋の摩周湖・屈斜路湖をめぐる弟子屈町ぐるっとドライブ| トラベルダイアリー
    弟子屈旅行体験記道東のエリアは広いですが、今回は秋の摩周湖と屈斜路湖をメインにまわる弟子屈町の観…
  5. フォトジェニックだけじゃない!真の貴船神社の魅力に迫る| トラベルダイアリー
    貴船神社旅行体験記SNSで見つけた美しい灯籠が一目見たくて、貴船神社へ行ってきました!訪れてみる…
  6. 一人旅ファイナル!思い立ったが吉日、GoToで行こう倉敷へ| トラベルダイアリー
    倉敷旅行体験記緊急事態宣言下でも私は生活必需品を供給する施設として、休みは増えたものの出勤せざる…
  7. 函館旅行体験記仕事関係の学会発表で札幌に行くことになり、どうせなら前後に夏休みを足して親子旅行し…
  8. 金沢旅行体験記北陸新幹線の開通により、数年前から少しずつ人気上昇中の石川県の県庁所在地、金沢へ……
  9. 北海道で一番綺麗な海が見れるのはここ?積丹の水平線と絶品料理を満喫| トラベルダイアリー
    積丹旅行体験記世界に2か国しかない二重内陸国(海に出るまで最低2回国境を超えなければならない国)…
  10. 鹿児島旅行体験記友人と電話していて、旅行に行きたいねという話になり、予定が合ったので弾丸女子旅を…

最新記事

  1. みなかみスキー旅行体験記首都圏から95分で行けるアクセスの良い群馬県みなかみの「ノルンみなかみス…
  2. 宮古島沖縄旅行体験記子連れリゾート旅行で人気NO1の沖縄。本島には多くのファミリーが訪れています…
  3. スペイン植民地時代の香り!クラシックカーとレトロな街並み、ハバナ | トラベルダイアリー
    ハバナ旅行体験記レトロかわいい街並みとクラシックカーという構図のイラストを見たことがある人は多い…
  4. 穴場南国リゾート!宮崎、日南で南国を味わう
    日南旅行体験記南国リゾートといったら沖縄がまず思い浮かぶでしょう。しかし、実は宮崎も元祖南国リゾ…
  5. 奄美大島旅行体験記 新しく世界遺産に登録された奄美大島。南の島として有名な沖縄の島々…
  6. 女子一人旅 in シンガポール チープとゴージャスと多民族| トラベルダイアリー
    シンガポール旅行体験記 以前の旅で出会った友達に会いにシンガポールへ行きました。都市…
  7. 女子一人旅 in トルコ③ 超穴場!トルコでローマ遺跡、ベルガマ| トラベルダイアリー
    ベルガマ旅行体験記 トルコの観光地でも日本人にはあまり知られていないベルガマに行って…
  8. たまてばこ号に乗って指宿へ。指宿のマンゴーは旨い!| トラベルダイアリー
    指宿旅行体験記鹿児島の温泉と言えば指宿温泉。指宿は砂湯や開聞岳で知られています。温泉街の近くに「…
  9. 女子一人旅 in トルコ③ 白い世界と古代遺跡、パムッカレ|トラベルダイアリー
    パムッカレ旅行体験記 トルコで次に訪れたのは、真っ白な段々の石灰棚で有名なパムッカレ…
  10. 沖縄最高の1日の過ごし方 〜海・滝・サンセットに癒され旅〜| トラベルダイアリー
    沖縄旅行体験記沖縄の泳げて遊べる面白い滝をご存知ですか?沖縄に来たなら海だけではなく是非この滝も…

Archive

スカイツアーズ

PAGE TOP