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トリュフ祭りに行ってきました!
北イタリア・ピエモンテ州にある中都市アルバで毎年秋に行われるトリュフ祭り。日本でイタリア料理店をしている友人に誘われ、参加してきましたので、その時の模様をご紹介します★
トリュフ祭りとは
- 世界三大珍味トリュフに一生分お目にかかれる!
- ピエモンテ州の秋の味覚も一緒に堪能できる!
- 世界遺産に選ばれた絶景、ブドウ畑の景観もたっぷり鑑賞できる!
トリュフと言えば言わずと知れた高級食材。私は、これまで友人の結婚式などで食べたことはあったものの、いつもほんのちょこっとだけだったので、イマイチ実態が掴めずにいました。私と同じような方は、トリュフ祭りに行けば、疑問は全て解消されること間違いなし!会場では一日で、一生分のトリュフにお目にかかれます。また、トリュフ祭りは秋の収穫祭的な要素も有。ワインやきのこ、クリスマス菓子まで!イベントシーズンに欠かせない味覚が所狭しと並んでおり、周辺の秋の景色とともにそれらを楽しむこともできました。
トリュフ祭りの見どころ
超レア食材「白トリュフ」とのご対面がアルバで実現!
トリュフ祭りの正式名称は「フィエラ・インテルナツィオナーレ・デル・タルトゥーフォ・ビアンコ・ダ・ァルバ(アルバの白トリュフ国際見本市)」といいます。ということで、イベントの主役は「白」トリュフ。実はトリュフには黒と白の2種類あり、白は超レアなのだそう。どこで採れるかよく分かっていない点、栽培方法が確立されていない点や、足がはやい点などが理由だそうなのですが…会場には、笑っちゃうほど白トリュフがたっくさん!とても「レア」だなんて、信じられないくらい、お目にかかることが出来ます。
パスタにチーズ!トリュフを使ったグルメがアルバに大集合!
料理人ならともかく、私たち一般人は、正直トリュフを見たところで、どうやって包丁を入れたら良いのかすらわかりません。しかし!ご安心ください。トリュフ祭りは決して「トリュフ見学」だけでは終わりませんでした。会場にはトリュフを練り込んだパスタやチーズ、トリュフの瓶詰等、トリュフを使った絶品グルメを扱うお店も大充実!しかも、贅沢なことにたっぷりお味見することも出来ちゃいます。1,000円以下で買えるものもたくさんあるので、お土産選びにももってこいです。
アルバといったらトリュフと「ワイン」
実はアルバはワインの産地としても有名で、周辺一帯は「ピエモンテの葡萄畑の景観」として世界遺産にも登録されています。トリュフ祭りの行われる10~11月は、まさにワイン造りの最盛期。トリュフと同じくらい珍しいワインも会場内ではたくさん売られています。試飲コーナーも充実していて、追加料金を払えば味比べをすることもできますよ♪ワイン通の方は、どうぞお見逃しなく!
アルバのご当地グルメも、あわせてチェック
2014年に世界遺産登録を果たしたものの、まだまだ観光地としてはこれからのアルバ。トリュフ祭りの期間中は、町に世界中から美食家たちが押し寄せるとだけあって、街の人たちもぼーっとはしていられません。チーズ、コーヒー、パン、スイーツ。地元産のご当地グルメも、会場周辺に大集合!まるで日本の縁日のように、右に左に屋台が並びます。お祭り会場内はチケット制ですが、屋外エリアは無料で入場可能。期間中、何度でも気軽に足を運ぶことが出来ます。
アルバの冬のお楽しみ。クリスマス菓子も一足お先にお味見♪
トリュフ祭りが開催される10~11月はちょうど、その年のクリスマス菓子の新作が出始める時期でもあります。アルバのある北イタリア定番のクリスマス菓子パネットーネや、ジンジャークッキーなどの絶品スイーツも会場では購入可能。私たちが行った日は、アルバのあるピエモンテ州の大手パネットーネ専門店Galup(ガルップ)が出展しており、たくさんのイタリア人たちがパネットーネを買うべく列をなしていました。
トリュフ祭りで見つけたグルメ
ウオヴァ・アル・タルトゥーフォ
トリュフはイタリア語で「タルトゥーフォ」といいます。ウオヴァは「卵」。私は日本で食べたことは無かったのですが、実はトリュフと卵は相性抜群だそう。会場内では押しの目玉焼きにトリュフをかけた簡単贅沢レシピ「ウオヴァ・アル・タルトゥーフォ」が振る舞われており、イタリア人たちはワイン片手に美味しそうに食べていました。私も早速トライ!トリュフの香りを卵が包んでくれて、確かにおいしかったです。日本人なら卵がけごはんとトリュフを組み合わせても美味しいかも!?気になる方はまずは、アルバでお試しください。
トリュフ祭りに必要なアイテム・服装・その他
トリュフ祭りの行われる10~11月の北イタリアは寒い日が多め。イタリアに台風は来ませんが、雨が降ると気温は一気に1桁台に突入します。ということで、会場に行く際は、1枚多めに上着を着ていきましょう。出来ればファスナーなどで簡単に着脱可能なものだと◎外は寒いですが、会場は屋内のテント小屋のような所なので、人が増えてくるにつれてどんどん暑くなっていきます。
トリュフ祭りでの注意点
トリュフ祭りのメイン会場は有料。入口でチケットを買って、中に入る仕組みになっています。チケットは700~800円/人 程で、クレジットカードも利用可能でした。売り切れることはないので、基本的には会場でチケットを買えばオッケーです。なお、会場内のブースでは、全てクレジットカードが使えました。会場外の露店なども楽しみたい方は、念のためユーロコインを多めに持っていくと安心かもしれません。
まとめ
一般人でも気軽に参加できるトリュフ祭り。最初は誘われるがままに付いて行った私でしたが、会場ゲートを抜けた瞬間、神々しい香りが鼻を突き抜け、誰よりもテンションマックス!イベントを満喫してしまいました。今ではにどれがトリュフの香りなのか一発でわかるまでに成長!(笑)さすがに、普段はトリュフを食べるはありませんが、トリュフの文字を見るとアルバの景色やお祭りの思い出が頭に浮かびウットリします。開催期間は約1か月。秋の長期休暇などを利用して、是非遊びに行ってみてください!
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