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チャイティーヨ山旅行体験記
首都のヤンゴンから入り、特に予定も旅の期限もなくスタートしたミャンマー周遊の旅。ガイドブックに載ってるし一応行ってみるか、という気持ちで訪れたチャイティーヨ山のゴールデンロック(黄金の岩)が色々と想像以上に凄かったのです。
チャイティーヨ山旅行について
- 秘境感を感じられる!山の頂にあるパワースポット!
- 聖なるゴールデンロックでパワー注入!
- 1日あれば十分に観光できる!ミャンマーは周遊がおすすめ!
ゴールデンロックを見るためには、標高1100mのチャイティーヨ山の頂を訪れることになります。山頂からの景色はもちろん、そこへ辿り着くまでの道のりも秘境感が溢れます。最大の見所ゴールデンロックは、その神々しい姿を拝んでいるだけでなんだかご利益がありそう♩日本ではまだまだ知名度の低いミャンマーですが、魅力満載で旅が楽しい国なので周遊がおすすめです。
チャイティーヨ山旅行の楽しみ方
トラックの荷台に揺られて山頂を目指す!
チャイティーヨ山頂へは、麓の小さな村キンプンから専用トラックに乗っていきます。片道30分ほどの道のりです。バスターミナルにトラックが到着すると、皆一斉にわらわらとトラックの荷台に乗り込んでいくので、なんとか席を確保するだけでもやっとです。乗客のほとんどがミャンマーの人々でローカル感満載でした。トラックは満員になったら出発するシステムです。さすがはミャンマー国内でも人気の巡礼地だけあり、荷台はすぐに満員になりました。
いざ山頂に向けて走り出し、険しい山道を全速力で駆け上ります。急なカーブでも、少しもスピードを落とすことなく突き進むクレイジーさ。何度か「ここで死ぬのかな…」という気持ちが頭をよぎりました(笑)スリル満点のアトラクションのようで、無事到着してみればかなりエキサイティングで楽しい移動でした。
聖なる仏塔 ゴールデンロック
トラックを降りて露店が並ぶ道を少し歩くと、ゴールデンロックがある寺院に辿り着きます。
寺院内に入るとすぐに、断崖絶壁に堂々と佇むゴールデンロックが見えてきます。旅行者の間ではゴールデンロックの名で親しまれていますが、正式名称は「チャイティーヨ・パゴダ」、黄金の巨大岩は仏塔です。
今にも落ちそうな巨大な岩は、これまで幾度の大地震でもそのバランスを崩すことはありませんでした。確かになんだかご利益がありそうな気さえしてきますよね。
ミャンマーの仏教徒の間では、ゴールデンロックは仏陀の遺髪の上に鎮座しており、仏陀の力で絶妙なバランスを保っていると信じられています。仏教の聖地として、多くのミャンマー人がここを訪れています。
それにしてもなぜ落ちないのでしょうか?夫とあーだこーだ議論を繰り返しながら、ゴールデンロックを拝みました。なんともロマンを感じる神秘的な岩です。
男性限定!ゴールデンロックに触れて徳を積もう!
なんとこのゴールデンロック、触れることができるのです。しかし触れることができるのは男性のみ。夫は意気揚々と、ゴールデンロックに触れる場所へ向かいました。私は少し離れた場所から拝みます。売店で売っている金箔をゴールデンロックに貼れば、徳を積むことができると言われています。ミャンマー国内から巡礼に訪れた仏教徒たちは、皆熱心に祈りを捧げており、信仰心の深さを感じました。
チャイティーヨ山でのおすすめグルメ
ミャンマービール
ミャンマーのビールはかなりクオリティが高く、世界中のビールと比べても引けを取りません。キレのあるさっぱりとした味で、濃い味のミャンマー料理とも相性抜群です。高温多湿なミャンマーで1日の終わりに飲むミャンマービールは幸せのひと時でした。地ビールも豊富にあるので、各地のビールの味を楽しむことができます。ゴールデンロック周辺ではマンダレービールが売られていました。
チャイティーヨ山旅行にて利用した旅行代理店・ツアー
個人ツアー
まだまだ観光地として整備されていないように感じたミャンマーの国。その中でも、田舎の山奥にあるチャイティーヨ山のゴールデンロックへの旅は、アドベンチャー感満載でした。ある程度旅慣れている人にとっては、個人旅行のしがいがある場所ですが、そうでない人はツアーに参加した方が安心かもしれません。
チャイティーヨ山旅行に必要な持ち物
「履きやすい靴」「酔い止めの薬」「虫よけスプレー」
ゴールデンロックがある寺院内は、土足禁止なので入り口で靴を脱ぐことになります。脱ぎ履きがしやすい靴を履いていくことをおすすめします。また、山頂までのトラックはかなり揺れるので、乗り物酔いしやすい人は、酔い止めの薬があると安心かもしれません。山に囲まれたエリアなので、虫もたくさんいます。強力な虫よけスプレーを持っていきましょう。
チャイティーヨ山旅行での注意点
- 山頂までのトラックでは、座席取りが肝心!
- 麓の村キンプンで1泊するのがおすすめ!
- キンプンの村では野良犬に注意!狂犬病の知識は大切!
山頂までのトラックを利用する際、乗り物に弱い人は揺れの少ない前方の席、さらに真ん中の席を取るようにしましょう。
ゴールデンロックの観光は半日でも可能ですが、麓の村キンプンで1泊する余裕のあるスケジュールをおすすめします。
キンプンの村では夜になるとたくさんの野良犬がうろついています。狂犬病を持っているかもしれないので、近づかないようにしましょう。狂犬病は死に至る非常に恐ろしい病気です。ミャンマーだけでなく発展途上国を旅する上では、しっかりと知識を入れておくことが大切です。
まとめ
落ちそうで落ちない不思議な巨岩、実際に自分の目で見るまでは「どうせ溶接されているんじゃないの?」なんてロマンのかけらもないことを思っていました。しかしゴールデンロックと崖面が接する面積は非常に少なく、現実的な議論の余地がないほどに絶妙なバランスを保っていました。ミャンマーの人々ほど敬虔な仏教徒ではない私でも、仏陀の力を信じたくなるような、なんとも不思議な場所です。
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