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ドブロクニク旅行体験記
魔女の宅急便の舞台とも言われている、ドブロブニクの旧市街。昔からジブリ映画の中で魔女の宅急便が一番のお気に入りだった私にとっては、まさに憧れの地でした。その物価の高さから、当初はサクッと観光して次の街へと移動する予定が、気持ちの良いアドリア海の雰囲気に魅了されてしまい、予定外の3日間の滞在となりました。
ドブロクニク旅行について
- 世界遺産に登録されている、城壁に囲まれた美しい旧市街!
- 魔女の宅急便?!紅の豚?!ファンにはたまらないジブリの世界!
- 色々な角度からの眺望が楽しめる!
堅固な城壁に囲まれた旧市街の中には、まるで中世ヨーロッパにタイムスリップしてしまったかのような美しい街並みが広がります。ドブロブニクはジブリ映画「魔女の宅急便」と「紅の豚」のモデルになったと言われています。空を見上げれば今にもキキがほうきに乗って飛んでいるのが見えそうな、ポルコが乗る真っ赤な飛行艇が見えそうな、映画の世界そのままの景色が広がっています!そんなドブロブニクの楽しみ方は、旧市街の中を歩き回るだけではなく城壁や山に登って、様々な角度からの眺望を楽しむこともできるのです!
ドブロクニク旅行のおすすめのスポット
美しい旧市街内を散策しよう!
ドブロブニクの見所は、美しい街並みが広がる旧市街です。日本でも人気の観光地として知られており、テレビや雑誌などで誰もが一度はその街並みを目にしたことがあるのではないでしょうか。
13世紀ごろから、地中海貿易の拠点として繁栄を続けてきたドブロブニク。地震や自然災害、ユーゴスラビア紛争での攻撃によって、一時は壊滅的な状況まで追い込まれました。1998年まで続いた紛争が終戦した後に、市民自らの手によって今の美しい街並みへと復興を遂げました。 メインゲートであるピレ門をくぐって、旧市街に入ります。 12km離れた源泉から天然水を引いているというオノフリオの噴水は、古くから市民の喉を潤、憩いの場として市民に親しまれてきました。 メイン通りのプラツァ通りにはカフェやお土産屋さんが立ち並び、世界中から訪れた多くの観光客で賑わいます。 細い裏路地を入るとそこで暮らす人たちの様子を垣間見ることもできます。歩いていて飽きることのないドブロブニクの街は、ぜひ時間をとってのんびり周ってみてください。
城壁の上をぐるっと一周 空中散歩を楽しもう!
旧市街を囲む城壁は遊歩道になっており、全長2kmほどの城壁の上をぐるっと一周することができるのです。オノフリオの噴水正面にある城壁の登口から上へ登り、写真を撮りながらのんびり歩いて40分ほどかけて城壁を一周しました。城壁の上から見下ろす旧市街は、石畳を歩いて見た景色とはまた違った雰囲気で新鮮です。テラコッタ色の瓦屋根とアドリア海を一望することができます。角度によって見える景色が変わってくるので、約2kmの空中散歩も決して飽きることはありませんでした。
スルジ山から旧市街を一望しよう!
旧市街の背後にあるスルジ山へ登って、旧市街の眺望を楽しみましょう!山頂の展望台までは10~15分おきにケーブルカーが出ており、ケーブルカーからの景色も楽しむことができます。スルジ山は412mの小さな山なので、体力に自信のある人は徒歩で登ることもできます。私は上りはケーブルカー、下りは歩いて旧市街まで戻りました。展望台からのパノラマはまさに絶景。「アドリア海の真珠」と称賛されるのも強く頷けます。青く輝くアドリア海とテラコッタ色の屋根のコントラストがなんとも美しいです。
ドブロクニクにて宿泊したホテル
クロアチアの民泊 SOBE
ドブロブニクのバス停に到着時、SOBEの勧誘に来ていたおばちゃんと交渉し決めた宿です。SOBEとは簡単に言えば民泊で、クロアチアでは空き部屋になっている一室を観光客に貸している家が多くあります。ホステルに泊るよりも低価格で、当たりはずれはあるものの環境も決して悪くありません。私が泊った民家は、風呂トイレは家族と共同。朝食は家族と一緒にテーブルを囲んで食べました。お互い言葉はほとんど通じませんでしたが、まるでホームステイをしているような感じで、とても良い経験ができました。個人旅行でクロアチアを訪れる人には、SOBEの利用をぜひおすすめしたいです。
ドブロクニク旅行にて利用した旅行代理店・ツアー
個人ツアー
旧市街はかなりコンパクトで歩きやすく、ひとり旅の私も充分に楽しめました。日中のドブロブニクは世界中から訪れる観光客で溢れて返っていますが、観光客の少ない早朝や夕方の時間を狙って観光することができるのは、個人旅行の大きなメリットです。
修道院や博物館、大聖堂、教会、旧総督邸など多くの見所がある旧市街。私は携帯で事前に調べた情報を頼りに巡りましたが、その点ではツアーガイドの説明がよりドブロブニクの街への理解を深めることができるとは思います。
ドブロクニク旅行に必要な持ち物
「日焼け止め」「サングラス」「動きやすい服装、靴」
日差しの強いドブロブニクの街ではサングラスは必須です。日焼け対策はいつもより入念に、スキンケアもしっかりしましょう。スルジ山を徒歩で登る人は、動きやすい服装と履きなれた靴を着用しましょう。412mのそう高くない山ではありますが、道は意外と険しいです。
ドブロクニク旅行での注意点
- 旧市街はかなり物価が高い!予算は十分に!
- 日差しが強いです!日焼け対策は入念に!
さすがは世界中から観光客が訪れる人気観光地だけあって、旧市街内の物価はかなり高いです。城壁を登るチケットも日本円にして2400円ほどでした。節約しながら長期旅行をしていた私にとっては、かなりお財布の痛い状況でした。でもせっかく訪れるのならば、素敵な雰囲気の旧市街でランチを楽しみたいですよね。ドブロブニクは1日あれば十分回れてしまうので、長期滞在することはまずないものの、それでもドブロブニク滞在の予算は多めにとりましょう。
ただでさえ日差しが強いドブロブニク、城壁に登ると遮るものがなにもなく紫外線が強く当たります。日焼け対策はしっかりしましょう!
まとめ
子供のころから、何十回と観てきた大好きな魔女の宅急便。魔女の宅急便に限らず「映画のモデルになった場所」と言われる街は世界中にあり、実際に行ってみると「言われてみれば雰囲気は似てるかも…?」といった経験を多くしてきました。しかしドブロブニクには、まさに魔女の宅急便の世界がそのまま広がっていました。そんな素敵な街並みに心を躍らせ、まるで少女のように胸をときめかせながら街を歩き、頭の中ではユーミンの曲がエンドレスで再生されていました。ジブリファンの方にも、そうでない方にも全力でおすすめしたい街です。きっと一生忘れられない絶景に出会えることでしょう。
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