ちょっとマニアックなバンコク旅 ~バンコク郊外へショートトリップ~

バンコク旅行体験記

大学生の頃に初めてバンコクを訪れてからというもの、どっぷりバンコクの魅力にハマってしまい、これまでの渡航歴は十数回にのぼります。バンコク市内の観光名所を一通り回った後は、ひたすらに郊外の見所を巡りました。今回は、その中でもおすすめのスポットをご紹介していきます。

バンコク旅行について

おすすめのポイント
  1. 旅行日数が少なくても大丈夫!バンコクから日帰りで行ける見所がたくさん!
  2. エネルギー溢れるバンコクを離れて、大自然に癒される!
  3. よりローカルに近い雰囲気を味わえる!

バンコク郊外の観光地と言えば、パタヤビーチやアユタヤ遺跡などが有名ですが、他にも日帰りで訪れることのできる見所がたくさんあります。今回ご紹介する場所へは、片道3時間ほどで行くことができるので時間が限られている方でも大丈夫!バンコク市内の見所はすでに制覇してしまった方や、少しマニアックなタイを楽しみたい方は、大都会バンコクの喧騒から少し離れて、緑豊かな自然やローカルな雰囲気を楽しんでみましょう。

バンコク旅行の楽しみ方

泰緬鉄道

映画「戦場にかける橋」の舞台となった泰緬鉄道は、バンコクから電車で3時間ほど、カンチャナブリ県にあります。自然に囲まれ、のどかの雰囲気の漂う泰緬鉄道。ここは、第二次世界大戦時にビルマ(現ミャンマー)へと続く物資輸送ルートとして、旧日本軍が建設したものです。現在は観光列車として2駅間を運行しており、短い時間ながらも鉄道旅が楽しめます。さらに、木造でできた泰緬鉄道の橋は歩いて渡ることもでき、列車通過時には退避場所から近距離で通過する列車を見ることができます。
鉄道周辺には、連合軍共同墓地が点在しています。泰緬鉄道の建設では、過酷な重労働と劣悪な環境により数万人の犠牲者を出しました。犠牲者となった連合軍捕虜や現地労働者が埋葬された墓地は、手入れがよく行き届いており明るい雰囲気ではありましたが、犠牲者一人一人の名前が刻まれた無数の墓地を前に、戦争の重みを感じることとなりました。

エラワンの滝

「タイで1番美しい滝」と言われ地元タイ人の間で人気の癒しスポットです。泰緬鉄道から70kmほどの場所にあり、私たち夫婦はバイクをレンタルしていきました。エラワン国立公園で大自然の中をプチトレッキングしながら、全長1.5kmほど、7段に分かれたエラワンの滝を拝みます。エラワンの滝では、滝つぼで泳ぐこともできます。大きなドクターフィッシュがたくさんおり、天然のスパが楽しめます。泰緬鉄道を観光した後に、自然溢れるエラワンの滝で癒されるというのが、おすすめのルートです。

メークローン市場

線路のすぐ脇で開かれているメークローン市場、もはやほぼほぼ線路の上に売り物が置かれていました。この線路は現役で電車が走っており、電車が通る度にみな一斉にテントをたたみ線路から商品を退けて、電車が通り過ぎるのを待ちます。電車は目の前かなりスレスレを通るので、かなり迫力があります。電車が過ぎるとワラワラと再び店を広げるタイ人たちを見て、タイに根付くマンペイライ(問題ない、気にしない)精神とたくましさを感じます。市場自体もかなりローカルな雰囲気で、地元の人たちの生活を垣間見ることもできます。バンコク中心地から乗り合いバスで1時間半の場所にあるので、比較的気軽に訪れることができます。

バンコクでのおすすめグルメスポット

アラブ人街

なにを食べても外れがないほど美味しいタイ料理。おすすめはたくさんありますが、今回は少しマニアックなグルメスポットをご紹介します。
BTSナナ駅から徒歩5分ほどに、エキゾチックな雰囲気漂うアラブ人街があります。アラビア文字の看板が目立ち、ムスリム服やチャドルを着た中東女性が道を歩きます。レストランは、トルコ料理やイエメン料理、エジプト料理、イラク料理など種類豊富です。中東ならではのシーシャ(水たばこ)を楽しみながら食事ができるレストランも多くあります。バンコクにいながらも中東の気分も満喫できる、異国情緒溢れるバンコクの穴場グルメスポットです。

バンコク旅行、万が一の時は…

バンコク病院

十数回のバンコク旅行で、病院に3回お世話になることがありました。今回はもしもの時のために、バンコクの病院情報をご紹介します。
私がお世話になったのは、バンコク市内にあるバンコク病院です。野犬に噛まれ狂犬病の注射処置、中耳炎(水かけ祭り参加時)、食中毒による4日間の入院経験があります。診察の際は必ず日本語通訳が付き、食中毒の際は日本人医師が診察を担当してくれたので、非常に安心感がありました。病院全体で見ても、清潔で設備が行き届いており、かなりレベルの高い国際病院です。入院時は、広々とした個室や入院食に蕎麦が出てきたりと、待遇の良さに驚きました。水すら受け付けないほど弱っていましたが、しっかりと静養ができました。病院にはかからないに越したことはないですが、何かあったときは安心して診てもらえる環境があることは有難いことです。もちろん、海外旅行保険はしっかりと加入してから旅行に行きましょう。

バンコクにて宿泊したホテル

カオサンロードのホステル

バックパッカーの聖地として有名なカオサンロード周辺のホステルに、毎回泊まります。カオサンロードには世界中からバックパッカーが集まり国際色豊か、和気あいあいとした雰囲気のホステルも多く、宿泊者同士で飲みに行ったりと楽しい出会いもたくさんあります。屋台や格安マッサージ店が多いのも嬉しいポイントです。バンコク中心地からのアクセスは少し面倒ですが、一番盛り上がる夜のカオサンを毎日のように楽しむことができます。

バンコク旅行にて利用した旅行代理店・ツアー

個人ツアー

バンコク市内であれば、タクシーやバス、BTS、MTBなど様々な交通機関があり、個人旅行でも不自由なく周ることができます。今回ご紹介した郊外への旅では、ローカルな乗り合いバスに乗ったりと、アクセスがなかなか複雑なところもあります。バンコク中心地からツアー催行もあるので、時間に限りのある人や個人旅行に不安がある人はツアー参加も考えましょう。タイの人はみな優しく親切ですし、基本的に英語が通じることが多かったので、いつもはツアー利用が多い人でも個人旅行に挑戦するいい機会かもしれません。

バンコク旅行に必要な持ち物

「水着」「サングラス」「保険証書(保険付帯のクレジットカード)」
エラワンの滝に行く場合は、水着必須です。ちなみに私は、蒸し暑いタイでの滞在中は常に下に水着を着ていました。乾きやすくかさばらないので、長期旅行では便利です。日差しが強いので、サングラスも持っていきましょう。そしてこれはバンコク旅行に限ったことではないですが、海外旅行保険証書は必ず持っていきましょう。私はクレジットカード付帯の保険を利用していたので、毎回そのクレジットカードを持って行っていました。

バンコク旅行での注意点

バンコク旅行での注意点
  1. 食中毒や狂犬病にはくれぐれも注意!
  2. 保険は絶対に必要です!日本を出発前に必ず手続きを!
  3. 郊外への日帰り旅へは、朝早くから行動しましょう!

私自身バンコクには楽しい思い出がたくさんある一方で、苦い思い出も…。屋台料理が美味しくそれが旅の醍醐味とも言えるバンコクでは、食中毒はなかなか予防しようのないものではありますが、少しでも体に異変を感じたらすぐに病院に行きましょう。さらに狂犬病を持った野良犬や猿は、バンコクに限らずタイ全土にたくさんいます。万が一噛まれたり、引っ掻かれたりした場合、直ちに病院で注射を打ってもらいましょう。これらを踏まえ、経験者として保険は必ず必要です。出発前に加入手続きをし、保険内容の確認をしましょう。
また、郊外への電車やバスは本数が限られてるので、日帰り旅行へ行く場合は朝早くから行動し始めましょう。

まとめ

今回ご紹介した場所以外にも、バンコク郊外にはビーチや寺院、遺跡や市場などたくさんの見所が点在しています。私もまだまだ行ったことのない場所が多くあり、何度訪れても楽しめる魅力的な都市です。近年、LCCが飛び気軽に行くことができるようなったバンコク、行ったことのない人はもちろん、すでに行ったことのある人も、次は郊外まで出かけてさらにディープなバンコク旅を楽しんでみてはいかがでしょうか。

fuki22

投稿者の過去記事

絶賛子育て中の元バックパッカーです。
世界一周1人旅、夫婦で世界一周旅、合計で52ヶ国を訪れました♩
オーストラリアとメキシコに住んでいたことがあります。
次の目標は子連れのんびり旅♡

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

海外旅行おすすめ

  1. アテネ旅行体験記ギリシャ(ギリシア)の首都アテネは、学生時代になんども教科書で見た、憧れの風景が…
  2. ゴットランド旅行体験記ジブリ映画「魔女の宅急便のキキが住んでいたモデルの家がある」と数年前に聞き…
  3. インドの宝石!自然豊かなケララ州のティルバナンタプーラムへ♪| トラベルダイアリー
    ティルバナンタプーラム旅行体験記ティルバナンタプーラムはケララ州の南端にあります。ヤシの木に囲まれ…
  4. フランクフルト旅行体験記ドイツきっての経済都市フランクフルト。学生時代、家族旅行をした思い出の地…
  5. 台北旅行体験記台湾は日本よりも小さな島国で、一周1000kmほど。有名な自転車メーカーがあり、自…
  6. 女子一人旅 in ペルー 夢のマチュピチュを心ゆくまでうろつく| トラベルダイアリー
    マチュピチュ旅行体験記ペルーに来た目的、マチュピチュに到達です。子どもの頃からインカに興味があり…
  7. ウユニ旅行体験記前回、ウユニ①の記事でご紹介したツアーでは、乾季と雨季それぞれ違ったウユニ塩湖を…
  8. インディ・ジョーンズの舞台となったペトラ遺跡を訪問| トラベルダイアリー
    ペトラ旅行体験記いつか行ってみたかったペトラ。ツアーで行くのも高いし…と躊躇していましたが、アン…
  9. 女子一人旅 in アメリカ 最先端なのに穏やかな街シアトル| トラベルダイアリー
    シアトル旅行体験記バンクーバーから友達と一緒にシアトルに来ました。シアトルと言えばイチローのいた…
  10. タスマニア旅行体験記オーストラリアへ住んでいた頃、たくさんの人にタスマニアを訪れることをおすすめ…

国内旅行おすすめ

  1. 広島旅行体験記2018年11月。ホークス対カープの日本一決定戦を見届けるべく、大慌てで新幹線…
  2. 気の向くままにのんびりと島根県の離島、隠岐諸島を旅行!| トラベルダイアリー
    隠岐諸島旅行体験記中ノ島で開催されるキンニャモニャ祭りに参加するため行きました。お祭りの陽気な雰囲…
  3. 国境の長いトンネルを抜けると…?雪国【湯沢町】は温泉・スキー天国!| トラベルダイアリー
    湯沢旅行体験記2020年冬、大好きなスキーと大好きな温泉を満喫しに、湯沢町に行ってきました。サラ…
  4. 直島旅行体験記 美術館やアート作品が数多くある直島で”映える”写真を撮りたい!と思い…
  5. モザイクタイルミュージアム旅行体験記岐阜県のモザイクタイルミュージアムの存在をネットで知り、‟モザ…
  6. 湯布院旅行体験記 「温泉入りに行きません?」残業続きでクタクタの金曜深夜に、ふと…
  7. 3歳児でも思いっきり楽しめる!子連れ上越国際の旅| トラベルダイアリー
    上越国際スキー旅行体験記前回ゲレンデデビューしてすっかり雪遊びに夢中になった娘は、またすぐにスキ…
  8. 京都旅行体験記そうだ!京都へ行こう!と、突然あの和を感じたくなる瞬間になりドライブを兼ねて行って…
  9. 石垣島旅行体験記今回はじめて石垣島に行って、美しい海に感動しました。ここって日本だよね?と確…
  10. 【一人旅】紅葉に染まる日光で5泊6日、観光ざんまいの旅| トラベルダイアリー
    日光旅行体験記シルバーウィークの旅行から1カ月余り。またどこかに行きたくてソワソワしてきた11月…

最新記事

  1. みなかみスキー旅行体験記首都圏から95分で行けるアクセスの良い群馬県みなかみの「ノルンみなかみス…
  2. 宮古島沖縄旅行体験記子連れリゾート旅行で人気NO1の沖縄。本島には多くのファミリーが訪れています…
  3. スペイン植民地時代の香り!クラシックカーとレトロな街並み、ハバナ | トラベルダイアリー
    ハバナ旅行体験記レトロかわいい街並みとクラシックカーという構図のイラストを見たことがある人は多い…
  4. 穴場南国リゾート!宮崎、日南で南国を味わう
    日南旅行体験記南国リゾートといったら沖縄がまず思い浮かぶでしょう。しかし、実は宮崎も元祖南国リゾ…
  5. 奄美大島旅行体験記 新しく世界遺産に登録された奄美大島。南の島として有名な沖縄の島々…
  6. 女子一人旅 in シンガポール チープとゴージャスと多民族| トラベルダイアリー
    シンガポール旅行体験記 以前の旅で出会った友達に会いにシンガポールへ行きました。都市…
  7. 女子一人旅 in トルコ③ 超穴場!トルコでローマ遺跡、ベルガマ| トラベルダイアリー
    ベルガマ旅行体験記 トルコの観光地でも日本人にはあまり知られていないベルガマに行って…
  8. たまてばこ号に乗って指宿へ。指宿のマンゴーは旨い!| トラベルダイアリー
    指宿旅行体験記鹿児島の温泉と言えば指宿温泉。指宿は砂湯や開聞岳で知られています。温泉街の近くに「…
  9. 女子一人旅 in トルコ③ 白い世界と古代遺跡、パムッカレ|トラベルダイアリー
    パムッカレ旅行体験記 トルコで次に訪れたのは、真っ白な段々の石灰棚で有名なパムッカレ…
  10. 沖縄最高の1日の過ごし方 〜海・滝・サンセットに癒され旅〜| トラベルダイアリー
    沖縄旅行体験記沖縄の泳げて遊べる面白い滝をご存知ですか?沖縄に来たなら海だけではなく是非この滝も…

Archive

スカイツアーズ

PAGE TOP