食・歴史・芸術!魅力がてんこもりのイタリア・ボローニャ旅行記

目次

ボローニャ旅行体験記

ボロネーゼ、ラザニア、魅惑のメニューはぜーんぶココ、ボローニャで誕生しました。イタリア人もボローニャに行く時は「何食べようかな♪」とワクワクが止まらないのだとか。友人が留学したことがきっかけで遊びに行くチャンス到来!その時の模様をご紹介します♪

ボローニャ旅行について

おすすめのポイント
  1. アクセス抜群!イタリアのどこからでも行きやすい点
  2. イタリア人もお墨付きの「くいだおれ都市」である点
  3. 人種のるつぼ!若者が多く、英語も比較的通じる点

ボローニャはエミリア=ロマーニャ州というところにあります。イタリアの真ん中あたりに位置するため、交通の便が良いのが特長。陸路で、空路で、イタリア中から「んまいもの」が毎日集まってきます。というわけで、それらを食べに行く私たちにとってもイタリアじゅうから、便利にアクセスできるのが◎学園都市としての顔もあり、世界中からの留学生たちによって紡がれた、独特の活気も印象的でした。

ボローニャ旅行のおすすめのスポット

ドゥエ・トッリ(Due Torri)

私はボローニャに行くまで知らなかったのですが、ボローニャといえばドゥエ・トッリ(2つの塔)!街のシンボル的存在だそうです。秘密はそのフォルム。なんとピサの斜塔よろしく、2つの塔はちょっとだけ傾いているのです。写真だとわかりにくいですが、実際に生で見るとその面白可笑しい姿に唖然!5ユーロで上に上がることもできるので、興味のある方は公式ホームページから入場予約をしましょう。窓口での当日券販売もありますが、混んでいるので、当日券狙いの方は、遅くとも午前中に行くことをオススメします。

アルキジンナジオ宮殿(Archiginnasio)の図書館と廊下

学園都市としての顔も持つボローニャは素敵な図書館がたくさんあることでも知られています。観光客が最も多く訪れるのは「サラボルサ図書館」だそうなのですが、個人的には街の中心地にあるアルキジンナジオ宮殿内の図書館と、そこに向かう廊下の雰囲気が印象に残りました。ここはかつてのボローニャ大学の校舎。図書館自体も素敵ですし、そこへ向かう廊下も艶やか。卒業生や教授たちのゆかりの紋章が天井一面に描かれていて、なんだかハリーポッターの世界に迷い込んだかのよう。ドキドキが止まりませんでした。

サン・ペトローニオ聖堂(Basilica di San Petronio)


ボローニャの中心にあるマッジョーレ広場。この広場にどーん!と、鎮座するのがサン・ペトローニオ聖堂です。とにかく大きなこの聖堂。聞けばヨーロッパで6番目の大きさを誇るそうです。しかし、御覧の通りなんだか工事途中のような雰囲気。予想的中で、なんとサン・ペトローニオ聖堂は工事が中断されたままになっている不思議な聖堂なのだそうです。はじめはなんだか貧乏くさい(失礼)気がしてしまったのですが、不完全性がもたらす美なのでしょうか。見れば見るほどその独特な風貌にハマっていってしまいました。

ボローニャでのおすすめグルメ

ティジェッレ (Tigelle)

ボローニャでは、ボロネーゼ(ミートソース)パスタ等の定番グルメもハズせないのですが、現地でハマってしまったグルメがコレ!ティジェッレです。イングリッシュマフィンを薄くしたような、どら焼き型のパン。その中に好きな具を挟んで食べます。本当はボローニャ近郊の街、モデナの名物なのですが、州都ボローニャでも、たくさん売られています!
私たちは電車に乗る前に4個入りセットをゲット。食べやすくてホカホカで美味しい!さらに、チーズにハムといった州の味覚を一気に味わえる点も良かったです。

ボローニャでのおすすめのショッピングスポット

マイアーニ(Majani)

日本でもバレンタインデーなどを中心に輸入販売されている、マイアーニのチョコレート。実は、ここボローニャきっての老舗メーカーだそうです。なるほど、よく見ると店のロゴ看板にもちゃんと市の紋章がチラリ!現地では一口チョコを1粒から買えるので、気になるお味をどんどん試せます。最新作もたくさん並んでいたので、思わずお土産用にたくさん買ってしまいました。写真のように個包装のものも多く、1つ1ユーロ程で購入可能。気軽なお土産にももってこいだと思います。

ボローニャにて宿泊したホテル

エーシーホテル・ボローニャ(AC hotel bologna)

エーシーホテル・ボローニャは駅から中心街を背に、15分ほど歩くのですが、その分街中の喧騒から離れることが出来、素敵なひと時を過ごすことが出来ました。落ち着いたトーンでまとめられた館内は大人っぽい雰囲気でクセがなく、使いやすかったです。また、個人的にはフロントに入った途端、とても良い香水の香りがふわっと香り、なんだかリッチな気分に浸ることが出来ました。中心街や駅前に泊まりたい方にはあまりオススメできませんが、ゆっくり静かに過ごしたい方にはもってこいです。

ボローニャ旅行にて利用した旅行代理店・ツアー

個人手配

良かった点
  1. 日本人があまり映り込まない風景写真をたくさん撮ることが出来た点
  2. 現地の同世代のイタリア人や留学生に気軽に話しかけてもらえた点
  3. 気になったショップに2回、3回戻ることが出来た点
残念だった点
  1. 胃袋ニカギリあり!食べたいメニューをすべて頼めなかった点
  2. 予約なしで入店したレストランで席に座るまで手こずってしまった点
  3. 施設の開館時間が複雑で、お目当ての場所にすんなり入れなかった点

ボローニャは見どころが多すぎる!一度の旅行では、全て網羅出来なかったので、個人旅行の方は、食、歴史、ショッピング等、何か一つテーマを決めて旅をすると良いと思いました。また、学校関連施設は開館時間がその日毎に異なるので、油断大敵。ガイドブックだけを信じず、現地案内板やHPもあわせてチェックすると良いと思います。

ボローニャ旅行に必要な持ち物

「ジップロック」
ボローニャには美味しいものがたっくさん!焼き菓子やハードタイプのチーズやパンは、少なくとも数日程度なら常温でも保存がきくそうです。全てのご当地グルメを味わい尽くせなかった私たちは、イロイロ持って帰りたかったのですが、イタリアにはジップロックが売ってなかった…!(涙)
かさばるものではないので、グルメな方は絶対日本から持っていくべきです♪

ボローニャ旅行での注意点

「お店に入ったらまずはボンジョルノ!」
ボローニャの中心地は右に左に素敵なお店がたくさん。そこへ国内外から様々な人たちが遊びにやってきます。私たち日本人はつい、軽く頭を下げるだけで無言で入店してしまいますが、イタリア人たちからすると、ちょっと不気味に感じてしまうそうです。ほとんどの店員さんが「頭を下げる=日本人だから挨拶しなかったんだな」と思って下さるそうなのですが、お互い気持ちよく過ごすためにも、出来たら入店時「ボンジョルノ」と声掛けをしてみてください!

まとめ

ボローニャはイタリアじゅうから高速鉄道で簡単にアクセス出来、街自体もコンパクト。徒歩で十分観光可能でした。街中にはアーケードもたくさんあったので、雨の日も安心して旅を楽しめると思います。一方で、その、小さな町の中に魅力がぎゅうぎゅう!個人的には2~3泊して、もっとゆっくり巡りたかった程でした。なので、これから遊びに行く予定の方には、旅のテーマを決めておくことをオススメします!素敵なひとときとなりますように★

 

アコ東京出身。

投稿者の過去記事

アメリカ→イタリア在住。
美味しいもの、特にスイーツが大好きです.。.:**:.。..

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