目次
クスコ旅行体験記
キレイで快適なヨーロッパを後にして次に向かったのは南米、ペルー。もちろんメインはマチュピチュです。マチュピチュに行く玄関口であるここクスコはマチュピチュの前後に滞在し、観光しました。インカ帝国の跡が残る素敵な古都でした。
クスコ旅行について
- 移動の飛行機から見る茶色い風景に感動
- インカとスペイン統治時代古い街並みを堪能
- 陽気な南米人と太陽で街中ニコニコ
クスコへは首都リマから飛行機で1時間ほどかかります。飛行機の上から見たペルーは茶色くごつごつしていて今まで見てきたどの風景とも違っていました。
クスコの街は茶色い山、建物と大きな太陽、陽気な人たちで町全体が元気いっぱいです。街もインカの時代の石組みと、スペインに侵略されていた時代の建物がうまくミックスされていて、歩いても歩いても飽きることがありませんでした。有名な12角の石組みを探しながら歩くのもおススメです。
クスコ旅行のおすすめのスポット
アルマス広場と中心にあるカテドラル
街の中心は、アルマス広場です。大きな教会、カテドラルとその前が広場になっていて噴水があり市民と観光客の憩いの場です。インカのお祭りもこの広場で行われるようで、偶然見ることができました。
カテドラル内部は撮影禁止ですが、南米風のお顔をしたキリスト像がありました。カテドラルのクーポラ部分へ登ることができたので階段を登っていくと、広場をはじめクスコの街が一望できました。茶色い山、茶色い家、何もかも茶色い風景に真っ青な空、大きなペルーとクスコの旗のコントラストがほんとうにきれいでした。
インカの石組みの土台の上に建てられたサントドミンゴ教会
広場から数百メートル離れたところにあるサントドミンゴ教会は、もともとインカ時代に建てられたコリカンチャ(太陽の神殿)の後に建てられたそうで、インカ時代の「剃刀の刃1枚も通さない」ほどぴっちりと隙間なく積まれた石組みの土台をそのまま使用しています。中はちょっとした博物館が併設されていて内部の石組みの部分を見せるような作りになっています。
街のあちこちでインカ時代の石組みを見ることができますが、本当に隙間が全くなく、それが600年も前の手作業でこんなに緻密にできるのかとびっくりします。その緻密さに侵略してきたスペイン人も驚き、石組みを破壊することなく利用したという話も納得でした。
ガイドに連れられクスコ郊外のサクサイワマンへ
クスコ周辺にも有名な観光遺跡がたくさんあります。午前中に到着してから、夕方の次の移動までの間はガイドさんとドライバーのまさにプライベートツアーでした。
車で移動した先はサクサイワマン、広い広い要塞跡で、大きな石組みの跡が残るだけですが、街では見たこともないような巨大な石がきれいにカットされ、ピッタリと重ねられているその精密さと、緑いっぱいの広場のコントラストに圧倒されます。
こちら以外にもケンコー、タンボマチャイなど周辺の遺跡をサクサクっと案内してもらいました。
クスコでのおすすめグルメ
現地の人しか行かないザ・ローカルレストラン
現地のガイド、ドライバーとクスコ郊外へ向かっていた時、現地の人が普段食べている料理が食べてみたいと言う私のために予定を変更して、ランチは自分たちがいつも行く観光客は絶対に来ない店に連れて行ってくれました。
町はずれの道沿いにある看板も無いレストランでしたが、彼らは常連なのだそうです。
チチャロンという豚肉を揚げた料理とインカコーラなどをいただきました。
日本に出稼ぎに来ていたことのあるガイドさんは日本人観光客をいつも案内しているそうで、普通観光客はきれいなレストランで食べたがるのに珍しいねと言い、何の抵抗もなくおいしく食べる私をみてとても喜んでくれていました。
クスコでのおすすめのショッピングスポット
アルマス広場周辺
アルマス広場の周辺には観光地とレストラン、おみやげ屋などのお店がたくさん並んでいます。広場の中心にあるカテドラルを眺めながら広場を囲むようにあるお店を眺めていると楽しいです。
たまに、ネズミのような生き物の丸焼きがいくつも並んだ屋台に出くわしたりします。
ここは南米とはいえ観光地で比較的安全のようで、夕ご飯を食べに1人で広場まで外出しましたが問題ありませんでした。
クスコにて宿泊したホテル
HOTEL MIDORI
こちらはツアーで用意されたホテルです。名前の通り日系人が経営するホテルで、そのため少しだけ日本語も通じるとても快適なホテルでした。
作りが少し面白く、フロントがパティオのようになっていて天井がありません。ちょうど寒い時期でしたのでチェックイン時は寒かったです。
部屋の暖房があまり効かず、ブランケットをもらいに行ったところヒーターも持ってきてくれました。
久しぶりの個室にテンションが上がりました。シャワールームもトイレもテレビも全部ひとり占めできるってサイコーです。
クスコ旅行にて利用した旅行代理店・ツアー
個人ツアー
南米を個人で行動するのはやはり怖いと思い、ここはツアーを申し込むことに。バーミンガム滞在時に友人のパソコンを借りて現地の旅行代理店を検索し、予約をしました。
ツアーとはいえ、完全に個人ツアーで日程と希望を伝えるとホテルや送迎(ガイド)、移動手段、観光チケットなどを全て手配してくれました。途中の観光施設で他のツアー客と合流することはありますが基本的に自由行動できます。移動などの要所要所を助けてくれ、お値段もリーズナブルでした。現地の日系人スタッフと日本語でやり取りができるのもとてもありがたかったです。
クスコ旅行に必要な持ち物
日本と季節が反対なので服装選びを間違いないようにしましょう。
私は日本でいう初夏のころに訪れたのですが、そのころペルーはちょうど秋から冬に向かう頃でした。さらに、クスコはとても標高が高く朝晩はびっくりするほど気温が下がるので持って行ったフリースですら寒いほどでした。
また、古い石畳の道が多くツアーなどではちょっと山を登ったりしますので歩きやすいスニーカーがあるといいでしょう。
クスコ旅行での注意点
- 南半球なので日本と季節が逆になってしまいます
- 標高が高いので高山病に気を付けましょう
- 高山病予防とはいえコカ製品には注意しましょう
クスコは標高が3000mを超える高地にあります。私はなぜか高いところに強く、走った時に少し息苦しいなと思う程度でしたが症状の重い人は高山病で動けなくなるそうです。そのため街のあちこちに高山病の薬や酸素が売っていますが、ゆっくり歩くなどして体調管理には気を付けたほうが良いようです。
高山病と言えば気を付けたいのが「コカキャンディー」。アンデス地方では高山病予防のため現地の人にも勧められるほどポピュラーなものなのですが、やっぱり食べないに越したことはないですよね。幸いにも私には全く必要のないものでした。
まとめ
日本とは全く違う、どこを見ても茶色い景色がとても新鮮です。
観光地だけあって中心部は治安も良く、ポリスも大勢巡回しているので1人で歩いても怖いことはありませんでした。インカとスペインがうまく融合した古い街並みと、日に良く焼けたペルー人の明るい笑顔を見ているだけで幸せな気分にしてくれる素敵な場所でした。
マチュピチュへの通過点だったのですが、もっと長く滞在していたかったです。
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