1950年代にタイムスリップ!哀愁漂う街 キューバ・ハバナ

ハバナ旅行体験記

メキシコのカンクンからキューバの首都ハバナまでは、飛行機で1時間ほどです。たった1時間の距離ですが、同じ中米の国でも雰囲気がガラりと変わります。そこにはまるで、50年代にタイムスリップしてしまったかのような古く趣のある街並みがありました。

ハバナ旅行について

おすすめのポイント
  1. これぞキューバ!どこを切り抜いても絵になる哀愁漂う街
  2. 至る所でキューバ音楽の生演奏が聞ける
  3. 女子旅にも安心!比較的治安も良い!

まるで廃墟のような古い建物、今も現役で走る50年代のクラシックカー、道端で葉巻を薫らせるキューバ人、どこからか聞こえるキューバ音楽の生演奏。ハバナの街には、何とも言えない哀愁が漂っています。古く趣のある旧市街の街並みは世界遺産にも登録されており、文豪ヘミング・ウェイが愛した街としても知られています。比較的治安が良いので、ひとり旅や女子旅にもおすすめです。

ハバナ旅行の楽しみ方

世界遺産 オールド・ハバナの街並み

オールドハバナと呼ばれる旧市街には、スペイン植民地時代に造られた石畳の道やコロニアル調の古い建物が残ります。中南米の様々な都市で植民地時代の面影が残る街並みを見てきましたが、ハバナは今まで訪れた街とは雰囲気が異なります。
2015年までの数十年間、アメリカと国交断絶状態にあったキューバには、外資の資本が全くと言っていいほど入ってきていないのです。世界中どこの都市でも見かけるファーストフード店やカフェ、ブランド店は一切なく、さらに現代風の看板や広告などもないため、古く趣のある街並みだけがなんとも言えない哀愁を漂わせています。 国交断絶する前にアメリカから大量に輸入していた50年代のクラシックカーは、今でも現役で走っています。どこを切り抜いても絵になる、レトロな街並みです。観光客で賑わうメイン通りから奥に入っていくと、ハバナで暮らす人々の生活を垣間見ることができます。

社会主義国のキューバでは食料や生活用品は配給制、仕事は国に管理され、平均月収は10ドル~30ほどだと、宿泊先のキューバ人が教えてくれました。経済的には決して裕福とは言えませんが、ハバナの人々はみな楽しそうに陽気に暮らしているように見えました。限られた資源の中で今あるものを大切に、シンプルに暮らしている様子が伺えるのです。そんな光景を見て、深く考えさせられるものがありました。

革命広場

キューバを語る上で欠かせない人物が、チェ・ゲバラです。政府の重要な建物が集まる革命広場。その中心に建つ内務省の壁面には、チェ・ゲバラの顔が描かれています。チェ・ゲバラの肖像の下には「Hasta la victoria siempre」(常に勝利に向かって)の文字が記されています。自らの死を恐れずキューバ革命を勝利へと導いた革命家として、世界的にも絶大な支持を受けており、ゲバラの肖像を一目見ようと世界中から観光客が訪れます。
チェ・ゲバラに並ぶようにして、情報通信省の壁面にはカミーロ・シンフエゴスの肖像があります。彼もまた、ゲバラたちと共に革命のために闘った革命家のひとりです。

ヘミング・ウェイの愛したバー

文豪ヘミングウェイはハバナの魅力に魅せられ、人生の三分の一にあたる22年間をハバナで過ごしました。当時、ヘミングウェイが定宿としていたホテルや行きつけのバーは、今も変わらず営業を続けています。モヒートとダイキリをこよなく愛していたヘミングウェイ。「我がモヒートはボデギーダにあり、我がダイキリはフロリディータにあり」というヘミングウェイが残した言葉にもあるように、お気に入りのお酒を飲むために足繁く通っていた行きつけのバーがあります。

「ラ・ボデギーダ・デル・メディオ」

モヒートの発祥の地と言われているバーで、昼間から多くの観光客で賑わっていました。ヘミングウェイはここのモヒートをこよなく愛し、ハバナ滞在時は毎日のように通っていたそうです。

「ラ・フロリディータ」フロリディータでは、ヘミングウェイが愛したダイキリを飲むことができます。かなりの酒豪だったヘミングウェイは、ラム酒のダブルに砂糖抜きのフローズンダイキリという強めのお酒を飲んでいたそうで、「パパ・ヘミングウェイ」というオリジナルメニューとしてフロリディータで飲むことができます。カウンターの隅にはヘミングウェイの銅像がありました。店内は旅行者で賑わっており、生演奏も楽しむことができます。

ハバナでのおすすめグルメ

ロブスターが安い!上手い!でかい!

ハバナでは、日本ではなかなかお目にかかれないような大きさのロブスターを安く食べることができます。時期によって大きさや価格は異なるようですが、私が訪れたときは15~20センチあるロブスターにぷりぷりの身がぎっしり詰まっており、約7ドルという破格。もちろん、2日連続で通いました。

キューバのローカルフードも安くて美味しい

その土地のローカルフードを食べるのも、旅の楽しみのひとつです。キューバのローカルフードはシンプルではありますが、ボリュームがあって美味しいのです。豆が入った米、豆のスープ、肉、焼きバナナといったメニューがよくあるキューバのプレート料理です。豆を使った料理が多く、どこか優しい味付けです。一食、150円ほどで食べることができます。

ハバナにて宿泊したホテル

シオマラさんの家

街中にはホテルもありますが、キューバでは「カサ・パルティクラル」と呼ばれる、いわゆる民泊スタイルが一般的です。政府から許可を得た一般家庭が空いている部屋を旅行者に貸し出しており、ホームステイのような感覚で宿泊することができます。私が宿泊した「シオマラさんの家」は家主のシオマラさんの人柄や、立地、クオリティーの高さから日本人バックパッカーの間では、有名な民泊宿です。「シオマラさんの家」には、宿泊したバックパッカーたちが生の情報を書き記した「情報ノート」も置いてあり、キューバを旅する上ではガイドブックよりも役に立つことは間違いありません。民泊する家庭によって当たりはずれがあるので、口コミが非常に大切です。

ハバナ旅行にて利用した旅行代理店・ツアー

個人ツアー

キューバは、ぜひ個人でじっくり時間をとって訪れてほしい国です。バルセロナでいうサグラダ・ファミリアのような、大きなの見所があるわけではないハバナですが、この街の魅力はその雰囲気とハバナに暮らす人々です。もちろん旅行者で賑わう旧市街のメインストリートを歩き、博物館や要塞などの見所を巡るのも楽しいですが、それだけではもったいないと思いました。のんびりと街を歩きハバナで暮らす人々の生活を眺めてみたり、サイドカーのバイクタクシーに乗ってみたり、民泊をして現地の人の話を聞いてみたり、ローカルな体験がより旅を奥深いものにしてくれる街です。
キューバを旅する上では、キューバの歴史や社会主義政権について知っておくことが重要です。ガイドのつかない個人旅行では、必ず事前に学んでおきましょう。

ハバナ旅行に必要な持ち物

「スペイン語帳」
観光客の多いハバナの街中では英語が通じることが多いですが、せっかくキューバを旅するのであれば、最低限のスペイン語はぜひ覚えてほしいです。民泊する場合、そこに住む家族とコミュニケーションをとる機会もかなり多いはずです。スペイン語初心者の方は、ぜひスペイン語を用意して現地の人とのコミュニケーションに挑戦してみましょう。

ハバナ旅行での注意点

ハバナ旅行での注意点
  1. キューバ入国前に下調べはしっかりと!
  2. 通貨が2種類ある?!使いこなすに少し苦労するかも

社会主義国であるキューバではインターネット使用が厳しく規制されており、キューバ国内ではほとんどインターネットは使えないと思った方が良いでしょう。旅で必要な情報は、キューバ入国前に調べておきましょう。
キューバにはキューバ国民が使う通貨「人民ぺソ」と、外国人が使う通貨「クック」の2種類の通貨があります。しかし実際には明確な区切りはなく、旅行者は2種類の通貨を使い分けることになります。2種類の通貨の価値が違う上に、お店によって使える通貨が限られていたり、クックで支払ったのにも関わらずペソで釣銭が返ってきたりとかなりややこしいので、数字に弱い人は注意が必要です。

まとめ

学生時代からずっとハバナの街に憧れ、その情景を思い浮かべては胸を焦がしてきました。2015年のアメリカとの国交回復を機に外資の資本がどんどん入ることが予想され、行くなら今がチャンスというタイミングで、2016年にやっとキューバを訪れることができました。まるで1950年代から時が止まってしまったかのような哀愁が漂う街は、長年私が憧れ思い描いていたそのままの景色でした。世界中を旅してきて、他の国では感じることのなかった特異な空気感は、この国が歩んできた歴史によるものなのでしょう。アメリカとの国交が回復したことにより、私が訪れた後も急速に変化しているであろうハバナの街。ハバナの趣がある古くて素朴な街並みが変わっていってしまうと思うと、とても切ない気持ちになりますが、今後キューバという国がどのように変化していくのかかなり興味深いものです。またいつか必ず訪れてみたい街のひとつです。

 

fuki22

投稿者の過去記事

絶賛子育て中の元バックパッカーです。
世界一周1人旅、夫婦で世界一周旅、合計で52ヶ国を訪れました♩
オーストラリアとメキシコに住んでいたことがあります。
次の目標は子連れのんびり旅♡

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