目次
ローマ旅行体験記
10代の時に初めてローマ旅行をして以来、すっかりその魅力に取り憑かれてしまった私。「もっともっとローマのことが知りたい!」今回はあえて、地元ローマっ子たちが支持する、郊外の最旬スポットを巡る旅をしてきました。
ローマ旅行について
- 観光客が少ないので、誰も写り込まない風景写真が撮りやすい点
- ローマの「今」の魅力をたっぷり感じられる点
- ローマ中心地よりもレストランの料理が安くて美味しい点
ローマに観光に来るほとんどの人は、まずは中心地にあるコロッセオ、トレヴィの泉、スペイン広場といった世界遺産の数々を見てまわります。その為、ローマ郊外は観光客が幾分少なく、街歩きがかなり楽チンでした。ローマ在住の地元っ子たちが過ごす郊外の街は、活気があって中心地とはまた違った雰囲気。舌の肥えた彼らが集う、安くて美味しいレストランもたくさんありました。
ローマ旅行のおすすめのスポット
オスティエンセ地区(Ostiense)
オスティエンセ地区は、ローマの南にあります。エリア内に駅が複数あったので、簡単に行くことが出来ました。観光名所としては「カラカラ浴場」や「ガイウス・ケスティウスのピラミッド」などが有名。少々地味!? なラインナップですが、それだけにローマ旅行2度めの私たちにはぴったりでした。街歩きは駅から続くポルト フルヴィアーレ通り(Via del Porto Fluviale)周辺がオススメ。現代アートの見事な壁画があちこちに見られるので、それらを見て回るだけでもわくわくが止まりません。
トラステヴェレ地区(Trastevere)
トラステヴェレ地区はオスティエンセからガイウス・ケスティウスのピラミッドを横目にまっすぐ歩き、テヴェレ川を越えた所に広がるローマの下町です。トラステヴェレとは、イタリア語で「テヴェレ川の向こう」という意味なのだそう。なるほど、川を超えると一気に私たちの知っている遺跡だらけのローマの風景とはまるで異なる下町っぽさに包まれていました。おとぎ話に登場しそうな、家々の雰囲気が最高!「真実の口」から歩いて15分弱でしたので、時間がある方はぜひ足を伸ばしてみてはいかがでしょうか?
カシーナ・デッレ・チヴェッテ(Casina delle Civette)
カシーナ・デッレ・チヴェッテは既出の2エリアとは反対の、ローマの北側にあるお屋敷。19世紀に建てられた邸宅で、これ以外にも庭園内にいくつかの邸宅がありました。古代~中世の建物が多いローマの中で、19世紀の館が立ち並ぶ庭園はとっても不思議!カシーナ・デッレ・チヴェッテはスイスの山小屋をモチーフにつくられたもので、6ユーロで中を見学することも出来ました。中も綺麗なステンドグラスやフクロウモチーフの調度品がユニークなので、機会があったら是非足を運んでみてください。
ローマでのおすすめグルメ
カチョ・エ・ペペ(Cacio e pepe)
カチョ・エ・ペペはローマのご当地パスタ。カチョはチーズ、ペペはコショウを意味するのだそうです。カルボナーラのベーコン&卵なしといった雰囲気のお料理で、見た目はほとんどおんなじでした。トラステヴェレ地区にある「アンティカ・オステリア・ルガンティーノ(Antica Osteria Rugantino)」という店は、お昼から夜遅くまで休憩なしで営業しているので特におすすめ。パスタが太麺で、ソースとよく絡んでおかわりしたくなる美味しさでした。
ローマでのおすすめのショッピングスポット
イータリー・ローマ(Eataly Roma)
日本にも進出しているイータリーのローマ支店。ツアーなどで立ち寄る予定の方も多いかもしれません。オスティエンセ駅の目の前にあるのでアクセス抜群!日曜日がお休みなのですが、月~土曜は、なんと朝8時30分から営業。帰国前の急な買い忘れの際の駆け込み寺としても便利だと思います。イータリーは日本だと”高級食材店”というイメージですが、現地のイータリーはワゴンセールなどもあり、物によっては他の地元系のスーパーよりお安かったです。
ローマにて宿泊したホテル
オテル・フォンターナ(Hotel Fontana)
私たちは記念日旅行だったので、トレヴィの泉の目の前にある、オテル・フォンターナをセレクトしました。ホテル自体は小さめで、窓を開けるたびに、どうしても観光客と目が合ってしまう点は残念ですが、それでも、トレヴィの泉が目の前にどーん!とある風景は今でも忘れられません。お値段は1泊1部屋15,000円程とそこまで高くないので、新婚旅行や記念日旅行を計画されている方は是非検討してみてください。
ローマ旅行にて利用した旅行代理店・ツアー
個人手配
初めてローマに行った際はツアーを利用しましたが、英語やイタリア語が多少出来る方、旅慣れている方であれば、個人旅行で十分な印象を受けました。ローマは他都市に比べて電車も地下鉄も整備されており、タクシーもすぐにつかまります。多少の語学力があるor海外の公共交通機関の利用に慣れている方なら、自由にぶらぶら出来る個人旅行はオススメです。逆に、海外旅行に慣れていない方はツアーを利用されるとよいでしょう。
ローマ旅行に必要な持ち物
「ペットボトルの水や水筒」
町全体が史跡だらけのローマ。地価が高い点、景観保護の点から、他都市に比べ自販機やコンビニ、スーパーといった気軽にペットボトルの水が買える場所が少ない印象を受けました。物売りの人はいるのですが、ぼったくられる可能性アリ。ということで、事前にペットボトルを準備する、もしくは日本から水筒を持参すると安心です。
ローマ旅行での注意点
- スリや置き引きといった軽犯罪に巻き込まれないようにご注意ください
- 流しのタクシーは絶対利用しないようにしましょう
- どうしても行きたい史跡はネットから事前にチケットを手配しておきましょう
中央イタリアに位置するローマは、南部ほどではありませんがやや治安が悪いです。特にスリや置き引きには充分注意しましょう。タクシーに関しても、声をかけてきたドライバーの車に乗るのは絶対にダメ!イタリアのタクシーは、タクシー乗り場からしか乗ってはいけません。また、一年中多くの観光客でごった返していますので、行く予定の史跡名所があれば、事前にネットからチケットを手配しておくと、当日行列に並ぶ時間が短縮され、旅がスムーズになると思います。
まとめ
何千何百年も変わらない景色の中に、少しずつ積み重なるローマの「今」を探しに行く旅。もしチャンスがあれば、おばあちゃんになったらまたローマ旅行をし、今回の思い出の場所が、どのように変化しているのか見てみたいと思いました。教科書に載るような世界遺産以外にも、たくさんの魅力的なエリアがあるイタリアの首都、ローマ。是非皆さまも2回、3回と遊びに行ってみてください。
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