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ヴェネツィアのカーニバルに念願叶って初参戦しました!
イタリアのガイドブックを開くと必ず載っている、イタリアナンバーワンイベント「ヴェネツィアのカーニバル」。念願叶って行くことが出来ましたので、その時の体験レポをご紹介します♪
ヴェネツィアのカーニバルとは一体どのようなイベントなのか
- 日本にはない!仮面をつけて、世界中の人たちとどんちゃん騒ぎが出来る点
- カーニバル(謝肉祭)というカトリック文化に触れることが出来る点
- 世界中の人が知っているイベントに参加できる点
ヴェネツィアのカーニバルはカトリックの宗教行事のひとつ。毎年2月頃に開催され、期間中どんちゃん騒ぎをすることで、その後復活祭まで続く、祈りの期間に備えます。カーニバル自体はイタリア各地で開催されますが、イタリア人たちに言わせても「一番有名なのはヴェネツィアのもの」だそう。現地では「カルネヴァーレ・ディ・ヴェネツィア(Carnevale di venezia)」と言い、イベント期間中は皆が仮面をつけて、身分を隠してハメを外して楽しみます。
ヴェネツィアのカーニバルの見どころベスト5を一挙ご紹介
ヴェネツィア全体が舞踏会会場!世界中の人たちの豪華絢爛な衣装
ヴェネツィアのカーニバルと言えば、やはり豪華絢爛な衣装が真っ先に頭に浮かびます。現地ではレンタル衣装店などもたくさんあるので、着替えて街に繰り出すのも良いでしょう。残念ながら(?!)最近では衣装をまとっている人は、ほぼ観光客なのだそう。ですが、広場に行くと、まるで広場全体が舞踏会会場かのように、たくさんのコスチュームを着た人たちを見ることが出来、感動必至です。
ヴェネツィア版ミスコンテスト「フェスタ・デッレ・マリエ」
カーニバルと同じかそれ以上に地元っ子たちが楽しみにしているのがフェスタ・デッレ・マリエ(Festa delle marie)です。直訳は「マリアたちのお祭り」。ヴェネツィアの昔話にまつわるイベントで、お祭り当日、事前に予選を勝ち抜いた12人の美女たちの中からミス・マリアが選ばれます。イマドキのマリアたちはSNSなどもやっているので、事前にTwitterやInstagramなどをチェックしていくと、さらに楽しめますよ♪
ヴェネツィアっ子の真の仮装パーティ!マリアたちの行進
マリアたちの行進は、ミス・マリアを決める前に、マリアたち&街の人たちが一緒になって行うパレードです。先述のヴェネチアの昔話を再現しながら行進するもので、それぞれ与えられた役に合わせた衣装に身を包み、街を練り歩きます。子供からおばあちゃんまで、役に合わせた表情やパフォーマンスをしながら歩く姿は圧巻。是非彼らの晴れの舞台を応援してあげましょう!
ヴェネツィアの空を舞う、天使の飛翔
天使の飛翔(ヴォーロ・デッラァンジェロ/Volo dell’angelo)はフェスタ・デッレ・マリエの翌日に行われるカーニバルのハイライトのひとつです。街一番の広場であるサンマルコ広場の鐘楼から、ロープを伝って広場の中心へと舞い降りてくるという華やかな催し。イベントの主役は、その年のミス・マリア。ヴェネツィアに週末2日間滞在予定の方はぜひマリアたちの行進から天使の飛翔まで、全てお楽しみください。
ヴェネツィアのカーニバルでしか食べられない!とっておきスイーツ
カーニバルはカトリック教徒にとって、クリスマスやイースターと同じくらい、とても大切なイベント。この時期になると、各地でカーニバルシーズン限定スイーツたちがお目見えします。街のお菓子屋さんやパンやさん、カフェなどに行くと、仮面やクラッカーなどで飾られたショウウインドウに、ヴェネツィアのカーニバル限定スイーツがたくさん!是非チェックしてみてください。
ヴェネツィアのカーニバルで見つけたとっておきグルメ
食べれば元気100倍!フリッテッラ・ディ・カルネヴァーレ
フリッテッラ・ディ・カルネヴァーレ(Frittella di Carnevale)はヴェネツィアのカーニバルに欠かせない揚げ菓子。一言でいうと沖縄のサーターアンダーギーのような食べ物です。昔はプレーンのみだったそうなのですが、最近ではチョコチップやナッツなどの入った変わり種も沢山!たっぷりの粉砂糖が一見とても甘そうに見えるのですが、見た目よりも優しい味わいです。その場で食べるも良し、持ち帰るも良し。是非試してみてください。
ヴェネツィアのカーニバルに必要なアイテム・服装・その他
カーニバルの必須アイテムはなんといっても「仮面」。仮面はイタリアでは「マスケラ」と呼ばれ、駅に降り立った瞬間からいたるところで売られているのを目にします。1ユーロ程度のものから100ユーロ以上する本格的なものまで、お好みに合わせて選びましょう!そして、マスケラ以上!?に大切な物が、防寒アイテムです。2月のヴェネツィアは本当に寒く、特に運河沿いは底冷えが酷いです。ワードローブの中で、一番あたたかいものを着て出かけましょう。
ヴェネツィアのカーニバルでの注意点、これさえ知っていれば安心♪
イタリアのイベントあるある!?でもあるのですが、ヴェネツィアのカーニバルは一応プログラムがあるものの、日本のように全て時間ぴったりに始まることばかりではありません。何のアナウンスもなく、30分から1時間遅れでスタートすることはしょっちゅう。ですので、なかなか始まらなくとも気長に待ちましょう。帰宅時の電車等のチケットを手配する方は、時間に余裕を持ったせておくと安心です。
まとめ
小さい頃からテレビや本で何度も見ては、憧れ続けていた、ヴェネツィアのカーニバル。仮面舞踏会の風景ももちろん素敵でしたが、個人的には、地元の人たちがつくりあげるフェスタ・デッレ・マリエが新鮮で、とても印象に残りました。カーニバルの時期は毎年少しずつ変わります。これから先、お休みが取れそうな年があれば、是非足を運んでみてください♪
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