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イタリア人の夜ごはんについて徹底解説します!
毎日のディナータイムは一日を締めくくる、最高のひとときですよね。遠く離れたイタリアでは、どんなものを食べているのか!イタリアが大好きな私が、滞在経験などを踏まえて日本との違いをご紹介します♡
イタリア人の夜ごはんとは、いったいどのようなもの!?
- しっかり食べて、明日への活力にするもの。
- 普段の夜ごはんは自炊派が多めです。
- 役割分担なし!男性も女性も積極的に作ります。
イタリア人たちにとってディナーはしっかり食べて、明日への活力をつけるもの。多くの人が割と、おざなりにせずに1回1回を大切にしています。一人暮らしの大学生や社会人なども、自炊派が多めな点も特長。また、ファミリー世帯では「先に帰ってきた方が作る!」といった意見が多く、男女関係なく皆が助け合いながら「楽しい食卓を囲む」という同じ目標に向かっている点に好感が持てます。
イタリア人の夜ごはん、チェックポイント5選
なんでもない日は家ごはんが多め。
日本では「疲れたし、今日外で食べて帰ろうか!」なんてコト、よくありますよね?しかし、イタリア人の多くは「レストランはハレの日に行くところ」という考えの人が多く、基本的には皆さん普段は家に帰って自宅で料理を作ります。日本のように安くて美味しいレストランが少ない…というのも理由のひとつですが、家で食べた方が体に良いものがとれる!という点から、家での食事を大切にしている人も多いです。
夜ごはんはとにかく遅めスタート。
イタリア人は夜ごはんのスタートが結構遅め。レストランも20時半頃から始まるところはザラにあります。私個人も、以前イタリア人の家に招かれた際、19時集合だったのですが、初めに街を案内され、その後「さあ、食材を買おうか!」とスーパーへ行き、結局食べ始めたのは21時過ぎでした。ランチを食べ始める時間も遅い(だいたい13時頃から食べ始めます)為、自然と夜ごはんも遅くなってしまうそう。サッカーの試合など、人気番組(いわゆるゴールデンタイム)も、イタリアでは21時頃からスタートします。
夜ごはんまでの中継ぎ投手、アペリティーヴォ。
Aperitivoはいわゆる、ハッピーアワーのような存在。お酒(ドリンク)一杯と、カウンターに並んだお料理取り放題で、10ユーロ前後で楽しめるものです。最近では本当に様々なスタイルの店が増えており、お酒が飲めない方にも、夜ごはん代わりにある程度、食事をしっかり食べたい方にも大満足できるようなお店が増えてきました。イタリア人たちは仕事や学校の後にお喋りをしたい日は、18時頃からここで気の置けない仲間たちと食べて飲んで、家に帰り、夜ごはんの準備を始めます。
イタリア人は基本的には毎日イタリア料理をいただきます。
日本人は和食、中華、洋食…毎日様々な国の料理を作って食べます。しかし、これは世界的に見たら、かなり「レア」なのだそう。イタリアに行くと、彼らは基本的には自国の料理以外、積極的に食べません。結構食には保守的なイタリア人。街に繰り出しても大都市を除いて、イタリア料理以外の店はあまり出店しておらず、外国資本有名店などもイタリア進出はかなり苦戦すると言われています。
イタリアのレストランでは花売りにご注意。
イタリアでは外で夜ごはんを食べていると、花売りや流しのギター弾きなどが席に近づいてくることがあります。全てが全てではないですが、これらの人たちが来たら念のためご用心。お花を配ったのち、高額請求をしたり、お花や音楽に気を取られている間に別の仲間に財布を盗まれてしまったりするケースがあります。一応イタリア国内では取り締まりが強化されていますが、まだまだ街にはたくさんいます。特に日本人は、優しくて穏やかな性格の人が多い為ターゲットにされがち。近づいてきても毅然とした態度で断りましょう。
イタリア人の夜ごはん、見逃せないポイントとは
イタリアのレストラン、実は種類がたくさんあります。
日本でも「割烹」「居酒屋」といった風に、業態毎に異なる呼び名がありますが、イタリアにもレストランにまつわる言葉がたくさんあります。「トラットリア」「オステリア」「タヴェルナ」等々。正直、決まった定義がないため、あまり深く考える必要はないのですが、ざっくりと言うと「リストランテ(Ristorante)」だけは少しだけ敷居の高い場所であることが多いです。イタリアの飲食店は、店の前やホームページにメニューを載せている店も多いので、それらも参考にしつつ目的に合わせてお店選びをしてみてください。
イタリア人の夜ごはん、お役立ちグッズとは
「Google Maps」
日本では食べログなどの口コミサイトを使ってレストランを検索をする人が多いと思います。イタリアにも同じようなアプリはあるのですが、割と利用者が多くて、信頼性も高いのが「Google Maps」です。見ず知らずの土地で、急にレストラン難民になってしまった時にお役立ち。口コミのコメントの内容はわからなくとも、★の数や口コミの数などを参考に選ぶと、そこまで大外しすることはないでしょう。
イタリア人の夜ごはんで注意点するべき点とは
「月曜定休日(Lunedì Chiuso)」
一昔前はカトリック教徒らしく、どの店も日曜休みとするレストランばかりでした。しかし、昨今の国内の経済状況や観光客誘致などの流れを受け、だんだんと「日曜営業、月曜休み」とするレストランが増えてきました。せっかく楽しみにしていたディナー。「行ったらお店がやってなかった!」なんて、ちょっとガッカリですよね。是非お店の営業時間にはお気をつけください。
まとめ
実は自炊する人の多いイタリア人。多くはマンマ(お母さん)から料理を教わるそうなのですが、最近ではYouTubeのレシピ動画などから、料理の腕を磨く人も多いそうです。動画は日本でも視聴可能。見ているだけで、なんとなく海外旅行気分が味わるものばかりですので、興味がある方は是非チェックしてみてください!思わずお腹が鳴ってしまうこと、請け合いです♡
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