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テラッサ旅行体験記
泊めてもらった友人が住む街、テラッサ。バルセロナから電車で1時間かからないくらいの距離にある街です。ここは明らかに観光地ではなく、地元の人たちの生活に触れられる貴重な体験ができました。英語もほぼ通じず、1人で歩いているアジア人の私が珍しかったようです。
テラッサ旅行について
- 観光地じゃないスペインを満喫できる街
- 歩いて見て回れるコンパクトな街
- だけど、観光スポットはけっこう充実
友人が住んでいなければ絶対に訪れることはなかった街ですが、その分(国際的な)観光地ではない素の街並みや人々の生活を垣間見れて、溶け込むことができます。英語がほぼ通じずジェスチャーや片言の単語でコミュニケーションを取ることもいかにも海外にいる感じでむしろ嬉しい時間でした。
だけど、意外と観光スポットも充実していてツーリストマップを片手にあちこち歩きまわるのがとても楽しい街でした(ガイドブックには載っていない街なのでツーリストマップの入手は必須です)。
テラッサ旅行のおすすめのスポット
古い建物があちこちにある中心地
中心地には、古い建物がたくさんあります。テラッサは織物産業がかつて盛んだったそうで、19世紀に建てられた建物が点在しています。古い工場跡がミュージアムになっていて当時の様子を見ることができます。
さらにはもっと古い時代に建てられた教会や塔もあり、バルセロナとは違った歴史を感じることができます。いかにも古そうなレンガ積のシンプルな建物から、彫刻や装飾の美しい建物までいろいろあり飽きることがありません。
中心地からは少し外れますが、ガウディにインスパイアされたデザインの建物もあります。
5世紀ごろに建てられた古~い教会LA SEU D’EGARA
中心地から少し外れた緑の多い公園のようなエリアにある古い古い教会があります。
古いものは5世紀から、何世紀にもかけて建てられた3つの教会は触ったら崩れてしまうのではないかと思ってしまうほど風化していそうなレンガ積で、内部も簡素な石作りになっていてとにかく歴史を感じさせてくれます。
一部は博物館のようになっていて、ローマ時代の遺跡のようなものも見ることができます。
外国人観光客(ましてやアジア系)は珍しいようで、職員のおじさんに驚かれてしまいました。日本人だと伝えたら、日本語のパンフレットが無くてごめんねと言いながら英語のパンフレットをいただきました。
番外編 日帰り登山Sant Llorenc del Munt
テラッサから車で50分ほどの場所にある山です。友人にハイキングに行こうと誘われて着いた先がこの山でした。標高は高くないので数時間で登ることができます。
日本の山とは全く違う岩だらけのごつごつした風景に新鮮さを感じながら、つい数日前までダウンしていた体にムチを打ちながら頑張って登りました。
頂上には古くて素朴な教会と、レストランがあります。教会はとても古く、特に装飾もない素朴なたたずまいでした。
友人曰く、このレストラン名物の大きなソーセージを食べなければ登った意味がないとのことで体力を戻すためにもしっかりといただきました。
テラッサでのおすすめグルメ
街でバル三昧
この日は、友人がさらに友人を紹介してくれるとのことで4人でバルを数件はしごしました。飲み物1杯にその店おススメのタパスを1-2品選ぶのですが、どの店も特色があり本当においしくておかわりしたいほどでしたが、次の店があるからとおかわりはさせてもらえませんでした。その時はちょうどナンバーワンのタパスを選ぶイベント中でワンコイン程度の値段で楽しむことができお財布にも優しい梯子になりました。
おしゃべりと食べることに夢中になり写真を1枚も撮らないという痛恨のミスを犯したことが悔やまれます。
(画像は、バルサが優勝した日の街のお祭り騒ぎの様子です。普段はもっと人は少ないはずです。)
テラッサでのおすすめのショッピングスポット
商店街にはローカルなお店がたくさん
観光地ではないのでおみやげ屋さんは市庁舎の中にあるギフトショップくらいでした。
それより、商店街には地元の人たちがふだん利用するお店が立ち並んでいて、昔ながらのケーキ屋さんや市場を地元人になった気分でのぞくのがとても楽しいのです。
プラプラと歩いて歩き疲れたらカフェに入ってカフェオレとケーキで休憩したり、生ハムをはさんだバゲットで昼食を取ったりしながら街を満喫しました。
テラッサにて宿泊したホテル
友人宅
友人が住むマンション(フラットと呼んでいました)のゲストルームをお借りして滞在しました。リビングとキッチン、寝室とゲストルームのシンプルなフラットですが1人暮らしにはちょうどよい大きさのようでした。ゲストハウスのドミトリーで過ごすことが多かったので、貴重品や荷物を厳重に管理しなくても良い安心感からか本当に快適でした。
テラッサ旅行にて利用した旅行代理店・ツアー
個人手配
フラットから最寄りの駅まで徒歩で20分ほど、そこから電車でバルセロナまでは1本で行けるため友人が仕事の日は合い鍵をもらってのんびりと出かけていました。気分は在住者のようでうきうきしっぱなしです。スーパーへの買い物などは友人の車で一緒に出掛けるのでラクチンでした。
テラッサ旅行に必要な持ち物
英語がほぼ通じません。スペイン語の翻訳アプリがあると便利です。
私は友人にカフェでカフェオレの頼み方や簡単な挨拶を聞いて乗り切りました。店員さんもジェスチャーや指差しで一生懸命伝えようとしてくれるのでそんなに困ることはありませんでした。
テラッサ旅行での注意点
- 英語がほぼ通じません。
- シエスタの時間帯は本当に街から人が消えるので怖くなります。
- アジア人はほぼいないので目立ちます。
バルセロナに比べるとあきらかにのどかな街ですので危険は一切ありません。ですが、シエスタの時間は本当に人が街から消えひっそりとしてしまいます。この時間帯はお店も多くが閉まってしまうので開いているカフェを探すのが大変でした。
前回のバルセロナでも書きましたが「強盗」の言葉が頭から離れず、静まり返った街には恐怖を覚えました。
まとめ
テラッサは、旅行者の私にとっては素のスペインを味わうことができる街でした。外国人観光客がいない街なので見た目の違うアジア系の私は目立っていたようですがそれでも笑顔で受け入れてくれる優しい街でした。
昼間は1人で街をぶらついたりカフェでのんびりと過ごし、夜は友人と一緒にご飯を食べながら映画を見たり語ったりできたことで、1人旅の緊張もほぐれてちょうどいいリフレッシュになりました。また、友人のご家族が温かく迎えてくれたことも嬉しい思い出です。
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