目次
ビエッラ旅行体験記
織物の街として古くから栄え、多くの有名ブランドを輩出してきたイタリア・ビエモンテ州の都市ビエッラ(ビエラ)。友人の出張に同行する形で日帰り旅をしました。ここではその時の様子をレポします♡
ビエッラ旅行について
- きれいな水で体の中からデトックスできる!
- 実は世界三大生地生産地のひとつ!
- 郊外では世界遺産の聖母マリアに会える!
ビエッラ(Biella)は、いにしえよりアルプスからの綺麗な水を貴重な資源として発展を遂げてきました。街を見渡せば、ビールやミネラルウォーターなどの特産品がたくさんあります。とりわけ世界的に有名なのが織物。日本でも知られるアパレルブランドも実はビエッラ発祥のものが多数あるほど、この地にとって欠かせない需要産業です。郊外のオローパ(Oropa)にある世界遺産も必見。時間が許す限り、是非訪れてほしいオススメスポットです。
ビエッラ旅行のおすすめのスポット
Battistero San Giovanni Battista
「バティステロ・サン・ジョバンニ・バッティスタ(サン・ジョバンニ・バッティスタ洗礼堂)」は、イタリア各地にある有名な洗礼堂に比べると、かなり素朴なもの。しかし、それがかえって周りの豪華絢爛な教会群と一線を画す、特異な存在感を放っていて、じわじわ心を掴んで離しませんでした。まるで他の景色から取り残されてしまったかのような佇まい。赤レンガを基調とした建物は、なんと9世紀に建てられたものだそうです。すぐ傍にあるビエッラ大聖堂との対比も見事でしたので、セットでご鑑賞ください。
Funicolare di Biella
みなさま「フニクリ・フニクラ」というイタリアの合唱曲をご存知でしょうか?曲の中で歌われる「フニクラ」は、この「フニコラーレ(ケーブルカー)」の愛称。イタリアでは、現在でも日常的に使われている交通手段の一つで、ここ、ビエッラにある「フニコラーレ・ディ・ビエッラ」も、人々の生活に欠かせない存在です。ふもとから高台に向かう際の、街並みは最高!日本ではなかなか乗れないものですので、是非ビエッラに来たら乗ってみてください♪
Santuario di Oropa
「サントゥアリオ・ディ・オローパ」はビエッラからバスで40分ほど走った所にある世界遺産です。ここはカトリック教徒にとって、マリア様を信仰するためのとても重要な場所なのですが、その背景を知らなくとも、山の中に突如現れるたくさんの教会群には、誰もが心を奪われることでしょう。上の写真は新しい教会(Basilica Superiore)で、少し離れた所にある古い方の教会(Basilica Antica)の中にある「黒いマリア様(Madonna Nera/マドンナ・ネーラ)」も必見です。
ビエッラでのおすすめグルメ
Polenta
「ポレンタ」は、とうもろこしの粉をお湯で伸ばして作る、マッシュポテトのようなメニューで、イタリア中にたくさんのレシピが存在します。特にビエッラでは、チーズやバターでさらにとろっとろにした「ポレンタ・コンチャ」が有名。上の写真は、ポレンタ・コンチャを型に入れて焼いた「焼きポレンタ(Polenta grigliata/ポレンタ・グリリアータ)」というレシピです。地元産の乳製品をたっぷり使ったポレンタは食べれば、一気に身体の中から温まりますよ!冬は特にオススメです。
ビエッラでのおすすめのショッピングスポット
Centro Commerciale Gli Orsi
「チェントロ・コメルチャーレ・イ・オルシ」はいわゆるイタリアの大型ショッピングセンター。街中から車で10分ほど離れたところにあるのですが、日本の大型ショッピングモールと同じような感覚で過ごすことが出来るので、特に家族連れや小さなお子様がいるご家庭にオススメです。入口には街のシンボルの熊(イタリア語でオルソ)のモニュメント!ここへ来たら是非旅の記念に一緒に写真撮影もお忘れなく♪
ビエッラにて宿泊したホテル
Starhotels Majestic
私たちはピエモンテ州の州都トリノから日帰りでビエッラに行った為、宿泊先はトリノのターミナル駅「ポルタ・ヌォーヴァ(Porta Nuova)」の目の前のスターホテルズ・マジェスティックに宿泊しました。帰宅が夜22時半を過ぎてしまったのですが、それでも安心して駅から向かうことが出来たのでオススメ。駅ナカも発達しており、営業時間が長い店もいくつかあった為、飲み物や食べ物も便利に調達することが出来ました。
ビエッラ旅行にて利用した旅行代理店・ツアー
個人手配
私たちはトリノに宿泊し、日帰りでビエッラに行きました。友人がいたので個人的には気楽でしたが、途中、電車の乗り換えなどもあったため、1人で旅行するとしたら、ツアーで参加していたような気がします。世界遺産のオローパまで巡りたい方は、ビエッラについてからも市営バスを利用する必要があるため、場合によってはツアーの方が安心&効率よくまわれるかもしれません。
ビエッラ旅行に必要な持ち物とは
「ビエッラに関する観光情報」
ビエッラはとても素敵な街。特に郊外にある世界遺産オローパは、その宗教的背景を知らなくとも、姿を見るだけで心が洗われる思いがしました。しかし背景を知っていれば、さらに街への魅力は増すもの。残念ながら、書店で売られているイタリアの観光ガイドには、ビエッラの紹介ページはないので、インターネットから、事前に街の情報を収集しておくと良いでしょう。特にビエッラは、群馬県桐生市と国際姉妹都市のため、桐生市のホームページにあるビエッラの紹介ページが大変参考になります。
ビエッラ旅行で気を付けることとは!?
- レストランやホテルは事前予約が吉
- 出来たらレンタカーがおすすめ
- オローパ行きのバスは発着時刻にご注意
ビエッラは大きなイベントがない限り、観光客でごった返すことはありません。しかし、逆に、レストランやホテルの数がそこまで多くないため、土日になると予約が一気に取れにくくなります。時間に余裕がある方は、どれか1つだけでも先に予約をしておくと安心でしょう。また、さらに効率良くまわるなら、マイカーの方が断然有利。特にビエッラ駅から、オローパへ行くバスは、朝夕以外本数が減るので、場合によっては1時間以上の待ち時間が発生してしまう場合があります。
まとめ
ビエッラの街は大きく高台の街(ピアッツォ/Piazzo)と、ふもとの町(ピアーノ/Piano)に分かれており、それぞれ異なる趣がある点も特長です。街のあちこちから望むことのできる雄大なアルプスの山並みも旅情をさらに高めますよ!私たちはトリノから向かいましたが、ミラノからも2時間程度で行くことができます。是非機会があれば足を伸ばしてみてください。
この記事へのコメントはありません。