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イスタンブール旅行体験記
初のイスラム圏、イスタンブールは今までのどの国とも違う雰囲気をまとった街です。
アジアのようでヨーロッパのようでもあり、大都市のようで素朴さもあり、イスラム圏なのにとっても緩く、見るものすべてが今までの国と違って本当に楽しい場所でした。
イスタンブール旅行について
- 海と空と街がとにかく美しくシャッターが止まりません
- 旧市街、新市街と全く違う雰囲気を持つエリアがあります
- おせっかいすぎるほど親切な人ばかりでこころがほっこりします
青い空と海、その間にはたくさんのモスクの丸い屋根と細い塔(ミナレット)がぽこぽことある美しい風景が広がります。
ザ、観光地の旧市街エリアと、地元の人の日常に交じることのできる新市街、いろいろな顔を持つイスタンブールは飽きることがありません。
親日家が多いせいなのか国民性なのか、親切な人ばかりに出会えます。通りすがりの方に道を聞けばわざわざ反対方向なのに連れて行ってくれたり、日本語、英語が一切話せなくても一生懸命伝えようとしてくれたり、親切にしてくれるそんなあったかい街です。
イスタンブール旅行のおすすめのスポット
ド定番スポット1 スルタンアフメットジャーミィ
オスマントルコ時代、一番繁栄していた時のスルタン(皇帝)、アフメットのために建てられたジャーミィ(モスク)。
旧市街のど真ん中にそびえる大きなジャーミィで常に観光客の行列でいっぱいです。敷地に入ると広い中庭があり、ジャーミィ特有の丸い屋根がポコポコとあるモスクが目の前に入ります。カメラを構えても全て入りきらないほどの大きさです。
中も広く、天井も高く、その美しさにただただ立ち尽くしてしますほどです。壁のタイル、ステンドグラス、天井のデザイン、色鮮やかな絨毯、もうどこを見ても「キレイ」の言葉しか出てきませんでした。
ド定番スポット2 アヤソフィア
スルタンアフメットジャーミィの隣りに建っているアヤソフィアは、もともとキリスト教の教会として建てられたのですが、その後イスラム教のジャーミィとなったそうです。キリスト教時代に壁に描かれていたキリストのフレスコ画を塗りつぶし、その上にイスラム教のデザインに塗り替えられました。
現在は一部壁がはがされ、元のフレスコ画を見ることができ、歴史を感じることができます。
こちらもいつも大行列です。私が訪れたときはミュージアムでしたが、最近このアヤソフィアをジャーミィに戻したというニュースを見たので、今後はどうなってしまうのでしょう。
イスタンブールの街を一望できるガラタ塔
新市街のエリアのはずれにあるガラタ塔はそんなに高い塔ではありませんが、数百年以上も前に建てられた歴史のある塔です。
頂上は展望台になっていて、高さはないものの周りに高い建物がないためイスタンブールの街を一望できる素敵な場所です。
私は新市街メインストリートをぶらぶら歩きながら細い小道を抜けてガラタ塔まで歩いていくルートが大好きです。途中にお店もたくさんあり眺めながら塔を目指して歩くとあっという間についてしまいます。
フレスコ画が美しいカーリエ博物館
市内中心地から少し離れたところにあるのでバスかメトロを使って行くしかないのですが、とても美しいビザンツ時代のキリスト教のフレスコ画を見ることができる博物館です。壁に直接描かれていて光に当たらなかったせいか色鮮やかなキリストの絵は鮮明です。
こちらもアヤソフィアと同じくキリスト教の教会がイスラム教モスクになり、現在はまたキリスト教の頃に修復された建物です。また、こちらもジャーミィに戻すというニュースがあったので今後どうなるのか。。。
イスタンブールでのおすすめグルメ
食べるなら新市街がおススメ
旧市街のレストランは観光客向けでちょっと値段も高くおススメできません。(裏通りなど観光客のあまり行かない店は大丈夫です)
一方、新市街のメインストリートにあるロカンタ(食堂)は大体どこも安いのにたくさんの種類があり、しかもおいしくて大満足できます。入り口を入るとガラス張りの奥にたくさんの料理が並んでいます。中にいるおじさんに食べたいものを指をさすとお皿に盛ってくれます、量が多い時や少ない時は適当にジェスチャーをすると通じて減らして(増やして)くれます。
イスタンブールでのおすすめのショッピングスポット
グランドバザール、エジプシャンバザール
イスタンブールのお土産と言えばここでしょう。
迷路のように入り組んだ広い市場です。グランドバザールはほぼ観光客向けになっているので日本語の客引きがとても多くちょっとうんざりしますが値引き交渉してみたりぐるぐる迷ったりできる楽しいスポットです。
対してエジプシャンバザールは地元の人も多く買いに来るマーケットでスパイス類が多く売っています。
イスタンブールにて宿泊したホテル
tree of life
イスタンブールでは良くも悪くも有名な日本人宿でした。現在はもう廃業してしまいありません。
長期滞在している管理人さんが毎日日本食を作ってくれ、マンガなどもたくさん置いてあるのでリラックスして過ごすことができるゲストハウスです。格安なので長期滞在で引きこもりのように過ごしている日本人が多かったです。そのため、友達になったトルコ人に「どうして外国に旅行に来てわざわざ日本を感じながらひきこもるの?」と言われ、その通りだと思い、後半は別の宿に移動しました。
イスタンブール旅行にて利用した旅行代理店・ツアー
個人手配
航空券もゲストハウスも全て自分で手配しました。
イスタンブールは広いのでゲストハウスから高級ホテルまでとにかく選択肢がたくさんあります。エリアもたくさんありますのでどこを拠点にしていいかとても悩みました。が、今回は無難に旧市街エリアにしました。どこに行くにも便利でした。また、別途料金はかかりますが空港までの送迎をしてくれる宿も多いので安心して市内まで移動することもできます。
イスタンブール旅行に必要な持ち物
女性はスカーフを1枚持っていきましょう。
モスクに入るときはスカーフで髪の毛を隠さなければいけません。また、タンクトップや短パンは男性も女性もモスクには入ることができませんので気を付けましょう。
うっかり忘れても、おしゃれなトルコブランドの服やスカーフもお手頃で手に入るのでお土産がてら買うこともおススメです。
都市なので、ウェットティッシュもなんでもすぐに手に入るので忘れ物をしても慌てる必要はありません。
イスタンブール旅行での注意点
- 旧市街では強引な客引きやぼったくりに注意しましょう
- モスクに入るときは露出の多い服装は避けましょう
- お祈りの時間はモスクに入れないことがあるので注意しましょう
とってもゆるいですがイスラム教徒の多い国です。街歩きはタンクトップや短パンでも問題はありませんがモスクには入れませんので気を付けましょう。
旧市街は、日本語が上手な人が巧みに近づいてきます。うっかりついて行くと超高額な絨毯屋に。。。もちろん、親日家が多いので純粋に親切心で話しかけてきてくれる人も多いのですが、用心してください。(ちなみに、ベトナムで学んだ私は声をかけてきた人が怪しいとすぐに気づきましたが途中まで騙されてみました。コーヒーをおごってもらい、途中でうまく逃げましたがやはり絨毯屋さんでした。)
まとめ
イスタンブールは私にとって大好きな場所になりました。
イスラム教の国を訪れたのが初めてだったせいもありますが、見るものが今まで見てきたものと大きく異なり衝撃だらけで、でも温かくて優しい街に魅了されました。
最初は気味が悪く聞こえたお祈りの時間に大音量で流れるアザーンの音色も気が付けば心地よくて大好きな音に変わるほどでした。
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