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プリトヴィッツェ旅行体験記
世界遺産を紹介するテレビ番組で見た、「女王の涙」と呼ばれるプリトヴィッツェ湖群国立公園の信じられないほど美しい湖と滝の様子に心奪われ、実際に訪れることを夢見ていました。期待を裏切らない、いや、期待以上の素晴らしさでした!
プリトヴィッツェ旅行について
- 透明度が高く神秘的な16の湖と大小様々な92の滝で見どころ満載
- 便利な公園内の遊覧ボートとシャトルバスで快適周遊が可能
- 高いところ、低いところ、いろいろな視点から見られる観光のしやすさ
プリトヴィッツェ湖群国立公園は、何と言っても滝と湖の美しい自然が最大の見どころです!信じられないほどの透明度と、光の加減で移り変わる湖の色に目を奪われます。まだ、広大でありながら公園内は遊覧ボートやシャトルバスがあるので、それらをうまく使えば自分の滞在時間に合わせて見どころを回ることができます。公園内の高低差もあるので、上から湖を見渡したり、湖面ギリギリの通路を通りながら間近に湖を見られたり、様々な角度から湖を見て楽しむことができます。
プリトヴィッツェ旅行のおすすめのスポット
クロアチア一番の高低差のある優美な大滝プリトヴィッツェ滝
高低差78mのクロアチアで一番の大滝プリトヴィッツェ滝。そんなに高低差があるのに、流れ落ちる水は白糸のように繊細でとっても美しい滝です。プリトヴィッツェ湖群国立公園のシンボルとも言える滝で、最大の見どころなので、観光客はみんなこの滝を目指します。エントランス1がこの滝に近いのですがそのあたりは高所なので、そこからだと周りの景色とともに、滝を見下ろすように見ることができるので、下からの角度、上からの角度の両方でこの滝の美しさを堪能できます。
遊覧船で渡ろう、公園内最大の湖コジャク湖
プリトヴィッツェ湖群国立公園最大の湖であるコジャク湖は、遊覧船で横断することができます。湖面を走る遊覧船から見る湖の様子は、岸から見るのとはまた違った趣です。キラキラを太陽の光を浴びて輝く湖面で囲まれた景色は、これもまた絶景。岸辺を全て歩いて行くことは可能ですが、せっかくなのでこうした遊覧船からの景色を楽しむのもオススメです。
まるで水のカーテン、プルシェタヴァツの滝
幻想的にいく筋にも分かれて流れ落ちるプルシェタヴァツの滝は、まるで水のカーテンのよう。高低差は28mと、ビル5-6階にも相当する高さからなので、迫力も満点です。プリトヴィッツェ湖群国立公園は、穏やかで神秘的な色合いの湖と、湖同士を繋ぐ落差で生まれる滝のダイナミックな動きとの組み合わせが素晴らしいのですが、その滝の中でもこのプルシェタヴァツの滝は、プリトヴィッツェ滝とはまた違う趣があり必見です。
プリトヴィッツェでのおすすめグルメ
地元名物はマス料理、湖を見ながらピクニックもおすすめ
エントランス2のあたりはホテルやレストラン、軽食が取れるカフェなどがいくつか点在しています。エントランス1やエントランス2といった限られたスポットにしかお店がないので、あらかじめ散策ルートに食事のプランも組み込んでおきましょう。プリトヴィッツェ名物はマスのグリルですが、あらかじめ軽食を持参して散策ルート途中のベンチなどで美しい湖を見ながら食べるのもとっても気持ちがいいです!
プリトヴィッツェでのおすすめのショッピングスポット
ホテルや売店が集まるエントランス2周辺がお買い物に便利
プリトヴィッツェ湖群国立公園の中には物販のお店はほとんどありませんが、公園内のほぼ中央となるエントランス2とそれに近い遊覧ボート乗り場、シャトルバス発着場あたりはいくつかお店あります。さらにホテルも数軒近くにあるので、そこの売店でポストカードなどお土産を買うこともできますが、公園内の物価はどの店も他の都市より高いので、持参できるものがあるならあらかじめ用意しておいた方が良さそうです。
プリトヴィッツェにて宿泊したホテル
ホテルプリトヴィッツェ
プリトヴィッツェ湖群国立公園への入り口エントランス2にあるホテルプリトヴィッツェ。クロアチア人建築家によって設計された1957年創業の老舗ホテルです。確かに古さはあるものの清潔感があり、広々とした客室と広めのバスルームで、散策に疲れた体が十分に癒されます。ロビーは大きな窓で明るく開放的で、窓の向こうは木々が生い茂り大自然に抱かれているようです。
プリトヴィッツェ旅行にて利用した旅行代理店・ツアー
個人手配
アクセス方法はバスしかないのでわかりやすかったものの、エントランス1と2があり、いったいどう違うのか、全体で観光にどれくらいの時間を見積もるべきかを考えるのに苦労しました。でも好きな場所に好きなだけいられるので、湖の岸辺に座ってぼーっと眺めてみたり、さらに今回プリトヴィッツェで1泊したので、朝人気のない湖を眺めることなど、好きなように時間を使えたのは個人手配で良かったと思うところです。
プリトヴィッツェ旅行に必要な持ち物
公園内の散策は、とにかく身軽でなるべくリュックなど両手があくものがオススメです。山道を進むこともありますし、人同士がすれ違うのにギリギリの湖面上の通路などがあるので、手を塞がない方が安全です。ずっと屋外なので、急な天候の変化に備えて雨具もあると安心です。湖や滝の様子、動植物の様子をじっくりみたい場合は、双眼鏡があるより満喫できると思います。
プリトヴィッツェ旅行での注意点
- 散策は歩きやすい靴で
- 動植物を大切に。ゴミは持ち帰り散らかさない、汚さない。
- 気温と天候の変化
山道や濡れている道などを進むので、歩きやすい靴は必須です。加えて、プリトヴィッツェ湖群国立公園は動植物などの大自然に囲まれていますので、ゴミを散らかさない、むやみに植物を取らない、など自然を汚さないように注意しましょう。また夏でも朝晩は肌寒く感じたり、急な天気の変化もあるので、温度調整できる洋服があると便利です。
まとめ
神秘的なエメラルドグリーンの湖と、繊細な滝の数々。刻一刻と移り変わる色と様子なので、いつまで見ていても飽きません。かつては紛争の舞台にもなり、この美しい自然は危機遺産にもなったとは想像できないほど、今は穏やかでたくさんの観光客を楽しませてくれます。クロアチアの首都ザグレブから日帰りでも楽しむことができますし、本格的なトレッキングの用意がなくてもスニーカー程度で気軽に散策ができ、この美しい自然に触れることができます。ぜひ公園内をくまなく回り、色々な角度から湖と滝を楽しんで欲しいです。
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