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田川旅行体験記
福岡県の炭鉱で栄えた町、田川を走る平成筑豊鉄道は、平成元年に誕生し、令和には新しく「令和コスタ行橋駅」が設置され、時代をネーミングに取り入れている魅力的な鉄道会社です。車内で購入できる1日フリー乗車券「ちくまるキップ」を使って旅のスタートです。
田川旅行について
- 水戸岡鋭治さんデザインの「ことこと列車」で食事と鉄道旅を楽しめる
- 1日フリー乗車券「ちくまるキップ」は温泉チケット付き、温泉でのんびりできる
- JR九州と接続しているため乗り換えがスムーズに出来る
今回の田川旅行は、平成筑豊鉄道の1日フリー乗車券「ちくまるキップ」を使っての鉄道旅。ちくまるキップは1,000円で全線乗り放題に加え、沿線にある温泉施設の無料入場券付きの切符になります。車窓から見える季節ごとにカラフルに色づく田畑や山々の様子と特典の温泉に浸かることが魅力です。 石灰岩の香春岳が採掘で平らになっている様子や秋は黄金に色づく稲刈り前の田んぼの様子はとても印象的です。
田川旅行のおすすめのスポット
九州最古の木造駅舎、「油須原駅」で貴重な鉄道設備を堪能する
田川伊田駅から行橋駅までの田川線にある油須原駅は、1895年(明治28年)豊州鉄道の駅として開業しました。120年を超える歴史ある建物です。駅舎の待合室からホームへ抜ける通路には駅員さんが切符に鋏を入れていた改札口が残っていまず。駅員さんが立っていた場所に立つと明治時代にタイムスリップしたようです。広く長いホームは貨物輸送時代の名残で、他にも駅長室やタブレット受けなど貴重な設備を堪能できます。
車両基地がある「金田駅」で珍しい車両に出会えるかも!?
平成筑豊鉄道の車両基地は、直方駅から田川伊田駅間の伊田線の途中駅、金田駅にあります。水戸岡鋭治さんデザインのレストラン列車「ことこと列車」やひたちなか海浜鉄道からクラウドファンディングを経て平成筑豊鉄道に運ばれた旧国鉄車両キハ2004号」、写真のカラフルにデザインされた「スーパーハッピートレイン」など歴史ある車両から今年の 4月に投入された車両などを走行中でなく、こちらに停車していれば見ることができます。窓口ではキャラクターのちくまるくんぬいぐるみやカレンダーなどのグッズ、鉄印を購入できます。
源じいの森温泉で旅の疲れを流し、自然に癒されよう
源じいの森駅から歩いて10分程で到着。露天風呂や和室付きの家族風呂が魅力です。男湯と女湯は日ごとに入れ替え制なので、複数回通うとどちらのお風呂も楽しむことができます。露天風呂には季節ごとに色づく木々が植樹されており、心地良い風を感じながらゆっくり過ごすことができます。フロントに声かけると授乳室を案内してもらえ、更衣室にはベビーベッドが置いてあるので乳幼児連れでも安心です。
田川でのおすすめグルメ
田川伊田駅 いたんこ
JR九州の日田彦山線との乗換駅の田川伊田駅の駅舎に入っているうどんやさんです。田川弁でうどんをいたんこというそうです。ごぼう天うどんやぶっかけうどんが人気です。子連れから年配の方まで楽しめる優しいお味になっています。とろろ昆布が小鉢でついてくるので好みでうどんと一緒に楽しむことができます。店内の一角には地元の名産品や新鮮な野菜を販売するコーナーがあり、お土産品の購入にもおススメです。
田川でのおすすめのショッピングスポット
平成筑豊鉄道金田駅の窓口
車両基地もある金田駅の窓口では平成筑豊鉄道のグッズを購入することができます。写真がマスコットキャラクターのちくまるくんです。ぬいぐるみ、駅名標キーホルダーなどを売っています。年末が近くなると発売されるカレンダーがおすすめです。お買い上げ1,000円につき、非売品の鉄カードをもらえます。平成筑豊鉄道の鉄カードは2020年6月現在、「400形なのはな号」の1種類のみとなっています。鉄印帳をお持ちの方はこちらで受け取ることができます。
田川旅行にて利用した旅行代理店・ツアー
個人手配
今回は日帰り旅行を計画しましたので、個人手配で現地に向かいました。自宅から乗車をスタートしたい駅まで車で向かい、完備されている駐車場に駐車。全ての駅に駐車場が完備されていますので、子連れの場合、現地までは車で行き、目的の鉄道会社を狙って乗車するという乗り方もおすすめです。おススメの金田駅と油須原駅は無料の駐車場となっています。
田川旅行におススメのレストラン列車 ゆっくり・おいしい・楽しい列車 ことこと列車
JR九州の豪華列車ななつ星をデザインしたことで有名な水戸岡鋭治さんデザインのレストラン列車が「ことこと列車」です。赤いボディの車体は田川の田園風景を走るととても輝いて目立ちます。世界一ゆっくりことことと走ります。フレンチコースの料理は6品。ミシュランガイドで1つ星を獲得した福山剛シェフが手掛ける地元の食材をふんだんに使った料理は見た目も美しく1品1品が印象に残るお味とリピーターとなって何度も乗車する方がいる程、とてもおいしいお味となっています。
田川旅行に必要な持ち物
列車をおりると買い物は可能なので困りませんが、駅近くに店舗がない場合もあるので水分と軽い食事やおやつは常備してください。沿線近くの観光スポットへ徒歩で行く場合は、歩く距離が長くなることもありますので履き慣れた靴と季節に合わせた装いでお越しください。急な天気の変化もありますので傘やレインコートなどのご準備も忘れずにお願いします。
田川旅行での注意点
- 平成筑豊鉄道の本数は少ないのでダイヤを事前確認
- 駅舎で食事をとれるところが限られているので事前確認
- 子連れは授乳施設が限られているので要注意
時間帯によっては1時間に1本のダイヤになりますので、乗り過ごした場合、待つ時間が長くなります。ローカル線の弱点でもあり、のんびり旅の魅力でもあるダイヤの少なさや食事処は事前準備でカバーできるので調べておきましょう。
まとめ
平成筑豊鉄道の鉄道旅は、田舎を走る車窓がとても美しく、季節の移り変わりを楽しめるところが魅力です。春は桜と列車、夏は蝉の音、秋は黄金の田んぼ、服は雪景色とそれぞれの季節で魅力ポイントがありますので一度で満足ではなく何回も利用することで違いを感じてほしいです。マスコットキャラクターの「ちくまるくん」は子どもたちに大人気です。ブルーの車体の「ちくまる号」のロングシートにはたくさんのちくまるくんが描かれています。LINEカラーの 車体の「LINEスタンプ号」はちくまるくんのLINEスタンプが描かれており、車体のラッピングをみているだけでも楽しいです。
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