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テッラ・マードレ サローネ・デル・グストへ行ってきました!
テッラ・マードレ サローネ・デル・グストはイタリア・トリノで開催される2年に1度の食の祭典です。タイミングよく、トリノ旅行を計画していた私。2年に1度しかやらないイベントと聞いて、会場へ行かずにはいられませんでした。
テッラ・マードレ サローネ・デル・グストとは!?
- イタリア20州の食文化の違いを五感で楽しめる点
- 世界各国の郷土料理をその土地の人たちから直接学べる点
- 普段は入れない2006年冬季トリノオリンピックの会場に入れる点
テッラ・マードレ サローネ・デル・グスト(Terra Madre Salone del Gusto)は、イタリアが世界に広めた食文化「スローフード」について、楽しみながら学べるイベントです。一般の人も10ユーロで入場出来、イタリア国内外の食文化について学ぶことができます。フードワゴンや試食もたくさん!普段は入るコトのできないトリノ冬季五輪の会場に入れる点も大きな魅力です。
テッラ・マードレ サローネ・デル・グストの見どころ5選
トリノで「食べ物」の過去・現在・未来を楽しく学べます
普段はコンビニやファストフードにお世話になってばかりの私。スローフード生活とはかなりかけ離れた生活を送っていますが…それでも、イベントを通じて「食」について改めて考えることが出来ました。理由は、可愛らしい展示物!会場内には外国人や子どもでもわかりやすいように、絵や数字、グラフ入りの展示パネルがずらり。イタリア語(英語)がわからなくとも、楽しみながら学ぶことができました。
トリノの郷土料理だけじゃない!イタリア20州の郷土料理が大集結
会場は大きく「イタリア」「それ以外」の2つのエリアに分かれていました。どちらも興味深かったですが、イタリアに来たからには、やはりイタリアエリアは見逃せません。エリア内はさらに20州に細分化され、まるで全国ご当地グルメフェスタのように、各州が一押しのご当地グルメを展示販売しています。まだ行ったことのない州のグルメは特に魅力的。次回の旅行の計画を、すぐに立てたくなってしまいました。
トリノで学ぶ、世界の食文化に興味津々
会場手前に設置してある世界の食文化のエリアも見逃せません。こちらは大陸毎に細分化されていて、アジアエリアには、日本ブースもありました!異国の地で嗅ぐ、山椒や鰹節の匂いはなんだかくすぐったい気持ち。それ以外にもお隣韓国のブースやアメリカのブース。そして、私がまだ行ったことのない南アメリカのブースもあり、まるで世界一周旅行をしているような気分でした。
トリノの誇る有名パティシエ・ショコラティエも大集合
イタリア20州の中でも、会場のお膝元となるピエモンテ州エリアは、充実度が違う!郷土料理だけでなく、地元の誇る大手メーカーや専門店のブースも設置されていました。日本のサロン・デュ・ショコラでもおなじみのグイド・ゴビーノ(Guido gobino)も出店。そして、写真のケーキはアヴィダーノ(Avidano)というお店のものです。有名なお菓子屋さんなのですが、トリノ近郊の街にある為、これまで行くことが出来ず…こんなところで奇跡のご対面を果たすことができ、感無量でした。
トリノ五輪の雰囲気も味わえる
メイン会場となるオーバル・リンゴット(Oval Lingotto)は、2006年にトリノで冬季五輪が開催された時のスピードスケート会場だったそう。オリンピックに合わせて、2005年につくられたものだそうなのですが、約15年経った今見ても、未来的なデザインでカッコイイ!目と鼻の先にはオリンピック橋や選手村跡地も健在。会場からも見えますが、時間に余裕があれば橋を渡って是非選手村跡地まで行ってみてはいかがでしょうか?
テッラ・マードレ サローネ・デル・グストのとっておきグルメ
イベントは毎回出展者が変わるため、ここでは会場となるトリノが誇る、とっておきグルメスポットをご紹介します。それが…「アル・ビチェリン(Al Bicerin)」です。アル・ビチェリンはトリノの老舗カフェ兼お菓子屋店。数年前日本進出も果たしましたが、本店は鄙びた雰囲気も最高に素敵なので是非立ち寄って欲しいです。目の前は古い教会。店内にはトリノの郷土菓子やチョコレートがずらり並んでいてお土産購入にもぴったりです。店員さんも観光客慣れしていて、気軽にお土産の相談に乗ってくれますよ♪
テッラ・マードレ サローネ・デル・グストに必要なものとは
「スニーカー×身軽な恰好が正解」
さすがはオリンピック会場だったオーバル・リンゴット!会場はとてつもなく広いので、出来たらスニーカーでの来場がオススメです。会場内には飲食を扱う店がたくさんあります。出来るだけ食べ物飲み物も少なめにして、身軽な恰好で行きましょう。秋のトリノは少し肌寒いですが、会場は屋内なのでは結構暑い…。ボタンやジッパーで着脱がスムーズにできる装いだと、パーフェクトです。
テッラ・マードレ サローネ・デル・グストでの注意点!
サローネ・デル・グストは会場内にも外にも、そして街中にもたくさんの店が並びます。街中の店やフードワゴンなどはクレジットカードが使えることがほとんど。それ以外の店でも基本的にはクレジットカードが使えましたが、VISA、MasterCardしか使えなかったり、専用端末が壊れていたりすることもありました。10ユーロ札やユーロコインを少し多めに持っていくと安心かもしれません。
まとめ
その後、私の「スローフードライフ」はまだまだ道半ばですが、世界の食べ物の違いや食べ方の違いを学ぶことで、普段口に入れるものに対して、より愛情を感じられるように。時々ではありますが、ゆっくり味わって食べる機会が増えたように思います。なにより、イタリア20州の食文化の違いを学ぶことが出来、さらにイタリアが大好きになりました。2年に1度、偶数年に開催されるイベントですので、機会があれば是非遊びに行ってみてください。
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