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ハンピ旅行体験記
1986年に世界遺産になった南インドの秘境、ハンピ。巨石でできたこの街は、まるで違う惑星にいるような気分になるとても不思議な遺跡群です。インドならではのアクセスの悪さ故に、未だに隠れ家的なスポットとして旅人の間でひそかな人気があります。
ハンピ旅行について
- ハムマーンテンプルからの絶景に圧巻
- マータンガ丘からの景色に感動
- レンタルバイクで村を探検
ハンピの見どころはなんといっても、巨石が織りなす絶景とまわりの自然です。気軽に登れるお寺や丘があるので滞在中に天気がよければ何回も足を運ぶのがおすすめ。朝日、日中、夕日とそれぞれ素晴らしい景色を見せてくれます。中心地のバザールは徒歩で十分に歩けますが、レンタルバイクで川の対岸や村の周りを探検するのも最高に楽しいです。
ハンピ旅行のおすすめのスポット
ハムマーンテンプルからの絶景は見逃せない
バザールがある中心地からトゥンガバドラー川を渡り、対岸にあるハヌマーンテンプルは外せない絶景スポットです。巨大岩の上にあるアンジャナ・まーたー寺院は別名ハヌマーン(猿の神様)テンプルと呼ばれており、575段の石段を登ったところにあります。頂上からはハンピ一帯にある巨石の山と田園風景、川やヤシの木の景色はまさに別世界。この景色を見ていると、この巨大岩たちがどのように積み上げられたのかが不思議でなりません。また、寺院の名前通りサルもいるので注意。
マータンガ丘からの景色も圧巻
こちらは中心地のバザールから徒歩5分ほどの場所にある、マータンガ丘。こちらの絶景スポットも見逃せません。岩が連なる丘の石段をひたすら30分ほど登っていくと、頂上にたどり着きます。頂上からの眺めは、なぜハンピが石の惑星と呼ばれているのかが納得できる景色が360度広がっています。朝日、日中、夕日の3回全て訪れても飽きない、それほど素敵な景色を見せてくれます。こちらの丘にもサルがいて、食べ物などを狙ってくるので注意してください。
レンタルバイクで村の周りを探検
ここハンピは以前ヴィジャヤナガル王国の首都として栄えており、現在も16世紀の遺跡が数多く残されています。そして1986年にハンピ建造物群として世界遺産に登録されています。ハンピは中心部のバザール周辺以外ではなく、村のまわりにある遺跡群やそれらを囲む田園風景も見どころなのです。それらを楽しむにはレンタルバイクが最適。人懐っこくて愉快な地元インド人とも交流するきっかけが生まれ、笑いの絶えない探検になるでしょう。
ハンピでのおすすめグルメ
滞在中に一度は訪れてほしいマンゴー・ツリー
中心部の少し外れにある有名レストラン、マンゴー・ツリーはバックパッカーやツアー客で常ににぎわっています。以前は川の隣にあり開放的で広々とした空間でしたが数年前に街中に移転、お店の雰囲気は変わりましたが料理の味や人気度は変わりません。南インド料理のドーサやターリーはもちろん、ハンバーガーやアジアン風焼きそばのチョーメン、パンケーキやクレープなどのウェスタン料理も楽しめます。ドリンクもスムージーやコーヒー、チャイなど何を頼んでも満足できます。
ハンピでのおすすめのショッピングスポット
バザールはショッピングに最適
バザールには洋服屋、アクセサリー屋、お香屋から楽器屋まで観光客が求めるものはなんでもそろっています。道を歩けばひっきりなしに客引きに声をかけられますが、インドの他の観光地と違い、興味がないことを示すかはっきりNOと伝えればあっさりと引いてくれるのがなんともハンピらしい。インド旅行で重宝するストールや麻の涼しい長袖シャツなどを購入するのがおすすね。
ハンピにて宿泊したホテル
Sudha Home Stay Hampi
バザールの中心部から離れた場所にあるこじんまりとしたホテル。街の喧騒から逃れてゆっくり滞在できるのでかなりおすすめ。良い点はオーナーが親切、屋上に洗濯が干せる、静かという点。良くなかった点は特になし。インド旅特有の値段交渉は、滞在が長ければ長いほど交渉成立する可能性が高くなります。ハンピのホテル料金は年々上昇しているので、少しでも安くおさめたいのであれば最低1週間滞在して値引きをしてもらいましょう。
ハンピ旅行にて利用した旅行代理店・ツアー
個人手配
インド旅行は個人手配に限ります。一人でインドを旅していると電車やバスの手配から宿探し、宿やリキシャーの値段交渉なで全て一人で行うことになります。もし何か起こったとしても誰のせいにもできないのが、一人旅の醍醐味。レストラン選びを失敗して食中毒になったり、宿選びを失敗して水シャワーを浴びる羽目になったり、リキシャーで値段交渉に失敗して悔しい思いをしながら料金を払ったり、様々なことを経験しそこから学ぶことがたくさんあります。もちろん良いこともたくさんあるので、個人旅行はやめられません。
ハンピ旅行に必要な持ち物
紫外線、視線対策のストール・長袖・長ズボン、足首ヒモ付きサンダル。紫外線がとても強いのと、インド人からの視線から身を守るために肌の露出はできるだけ避けるのがいいでしょう。現地のお店で麻などの涼しい素材の長袖シャツやお尻のラインを隠せるゆったりパンツを購入するのもおすすめ。ハンピの街中は狭いので水たまりがあったら、スニーカーやビーサンでは歩きにくいです。足首ヒモ付きのサンダルがあると重宝します。
ハンピ旅行での注意点
- ヤギの大群に気を付けよう
- 猿とは目を合わせないで
- 川は自力で渡っちゃダメ
インドの道端には牛がたくさんいますが、ハンピにはヤギ使いに連れられたヤギの大群がたくさいいいます。狭い道でいきなりヤギの大群に出会ったらフンなどに気を付けましょう。また、野生の猿とは絶対に目を合わせず、ビニール袋は隠してもっておきましょう。川を渡る際に自力で渡るのは危ないので厳禁です。たった数メートルの距離ですがボートを利用しましょう。
まとめ
2011年と2019年にインドを旅しました。最初に行ったときは初めての海外一人旅で、旅中の半年間はカルチャーショックの連続で、価値観が大きく変わったのを今でも鮮明に覚えています。2回目のインドでは、ハンピをはじめ前回訪れた土地に再訪しインドや自分の様々な変化を感じ感慨深い滞在になりました。ハンピはインドの中で、お気に入りの場所の一つです。こんなにも地球離れした不思議な土地はなかなか無いと思っています。もし南インドに行くことがあればぜひハンピを訪れることを強くおすすめします。
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