友ヶ島 まるでジブリ!~無人島でノスタルジックに浸る旅~

目次

友ヶ島旅行体験記

2018年GWに友ヶ島へ旅行に行ってきました。そこはまるでジブリの世界に迷い込んだかのようでした。離島への観光でしたが、港から船で20分という近さで、とても手軽に訪れることが出来ました。

友ヶ島旅行について

おすすめのポイント
  1. 港から20分!気軽に行くことができる
  2. 地図を片手に自然溢れる無人島散策を楽しめる
  3. 実際に入ることが出来る砲台・地下トンネルもある

港から船で20分!気軽にいける無人島です。友ヶ島は4つの小さな島の総称で今回訪れたのは、沖ノ島。周囲8㎞の島を地図や看板を見ながら進み、自由に散策できます。自然溢れる島のため動物との出会いもありましたよ。当時使用していた砲台の中でも、第三砲台跡は特に保存状態がよく、友ヶ島の中でも多くの人が足を運ぶスポットです。私も実際に訪れてみましたがノスタルジックな雰囲気が漂う場所で異国へ来たかのような体験ができました。

友ヶ島旅行のおすすめのスポット

港から船で20分!気軽に行ける友ヶ島!




友ヶ島は、明治時代から第二次世界大戦まで、旧日本軍の要塞施設となっていました。今でも当時のまま砲台や防備施設の跡が残っています。そんな歴史の島、友ヶ島へは、「加太港」から友ヶ島汽船のフェリーに乗って行くことが出来ます。20分ほど潮風にあたりながら、船旅を楽しんでいると友ヶ島が見えてきます。島へ上陸した第一印象は、自然溢れる豊かな島といったところでしょうか。花も咲き、とても良い景観です。海を見てゆったりと過ごすのもステキですが、今回は島の散策へと向かいました。

土木遺産に認定!「第二砲台跡」


島の最も西側につくられ、外国からやってくる戦艦を真横から攻撃し、侵入を阻止するための砲台です。現在は、永年の風化、台風被害によって崩落の危険があるため、柵内に入っての散策が出来ないようになっています。近くで見てみると、コンクリートが大きく割れ、かなりダメージを受け、崩落している箇所も多々ありましたが、当時のまま形が残されていることに驚きです。島の一番西側で、相手を攻撃をしやすい分、攻撃を受けやすいということも想定してつくられたため、現在まで形が残すことができたそうです。

日本で8番目につくられた!「友ヶ島灯台」


青空とのコントラストが美しい、友ヶ島灯台。第二灯台から第一灯台へ向かう途中にありました。明治の洋風建築として、日本では数少ないものの一つで、ほぼ原形をとどめているそう!確かに崩れている個所などはなく、とても綺麗でした。普段灯台内は見ることが出来ませんが、年に2回だけ一般公開を行っているそう。普段は見ることが出来ない灯台内や上部に登ることが出来ます。次回訪れるときは、是非入ってみたいです。灯台からの景色は今回見られませんでいたが、代わりに、灯台近くの午前千広場からの景色も海が見えてとても綺麗でしたよ!

何の煙突?謎多き「第一砲台跡」


第一砲台を目指し歩いていくと、通ずるトンネルに柵がしてありました。柵の向こう側に回ると、煙突のようなものが設置してあるのが“掩蔽部”でした。部隊が生活していたのか、何に使用されていたのかは謎が深まります。弾薬庫などもコンクリートでがっちりと閉ざされている個所が多く、じっくりと中を見ることは難しいようでした。歩きでここまでやってきて、海岸からは少し離れているように感じましたが、ここからも砲弾を狙って撃てていたことに驚きです。

第三砲台跡を目指して!トンネル内探検!

第三砲台へ通ずるトンネルから地下に入って散策してみました。トンネルから階段を降り、地下へ入って行くと真っ暗に!奥に進めば進むほど光が一切入らなくなり、明かりがないと何も見えませんでした。スマホのライト機能がついていることに心から感謝しましたね(笑)トンネル内は涼しくひんやりとしていました。当時の構造そのままに残されており、当時の生活を想像させます。光に反応したり襲ってくることはありませんでしたが、地下天井には大量のカマドウマがいてドキリ。そーっと見なかったことにして足早にその場を離れました(笑)探検にはスリルがつきものですね☆(笑)

歴史感じるノスタルジック「第三砲台跡」


友ヶ島の中でもっとも保存状態が良かった第三砲台跡。砲座には水がたまり池のような状態になっていました。赤レンガでつくられた弾薬倉庫跡には、入ることができ、中はとても広かったです。多くの人が足を運び、中を探索したり写真を撮る姿がありましたよ。当時のつくりそのままに、時間の経過とともに、苔や木々が生え、色あせていく建物はとても趣がありました。弾薬倉庫の中は、薄暗いのでここでもライトがあると散策しやすいですよ。

友ヶ島旅行に必要な持ち物

歩きやすい靴、懐中電灯、飲み物、(ゴミ袋)が必要です。友ヶ島は山道のような歩きにくい土壌です。砲台ごと距離があり、かなり歩くので歩きやすい靴は必須です。トンネルや地下など暗いところが多く、散策希望の方はスマホのライトよりも懐中電灯を持って行った方が、より自由に散策を楽しむことが出来ますよ。自動販売機もありますが、どこにでも設置されているわけではないので、飲み物を持っていくことをおすすめします。また、ゴミは基本的に持ち帰りとなるので、袋を持っていくといいですよ♪

友ヶ島旅行での注意点

友ヶ島旅行での注意点
  1. 友ヶ島への船はものすごい混みます!早めにチケットを取ろう!
  2. 最終便は16:30!計画的に散策しよう!
  3. 砲台跡、トンネル・階段などいたるとこに崩落個所があります!

GWに和歌山に訪れ、混雑を予想し8時に加賀港へチケットを買いに訪れましたが、友ヶ島の人気を甘く見ていました…。加賀港にはチケットを求める人で、長蛇の列。8時台に並んで、整理券をもらって、取れたチケットは13時でした!じっくりと観光したい方は早め早めにチケットを入手することをおすすめします。友ヶ島についたら見て回りたい箇所がたくさんあると思いますが、友ヶ島発の最終便は16:30です!時間が足りなくて、見たかったところが見れなかった…などとならないように、計画的に散策しましょう。砲台跡・トンネル・階段は薄暗く崩落している個所もあるので、足場を確認してから進むなど、十分注意してくださいね。

まとめ

今回の旅はGW期間ということもあり、チケットは争奪戦でした。友ヶ島には実際に足を運んでみないと感じることが出来なかった独特な雰囲気があり、行ってよかったと思いました。また、旧日本軍の施設を見て回るなかで、平和について考えると感慨深い気持ちになりました。今回は時間が短かったためゆっくりと余裕をもって回ることが出来なかったので、次回は一日使ってゆっくりと見て回れたらと思います。

 

はるたかトラベルライター

投稿者の過去記事

全国の絶景・グルメなど、皆さんの旅に役立つ情報が発信できたらと思います。
よろしくお願いします!

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