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バーニャ・カウダ祭り(Bagna Cauda Day)行きました!
日本でも人気のバーニャ・カウダ。実は私、これがイタリア料理だと全然知りませんでした。このたび料理の先生に誘ってもらって、イタリア・ピエモンテ州アスティにてバーニャ・カウダ祭りに初参戦!とても楽しいイベントだったのでその時の様子をレポします♡
バーニャ・カウダ祭り(Bagna Cauda Day)とはどんなイベント?
- バーニャ・カウダをたらふく食べられる一日です!
- イタリア式のバーニャ・カウダの食べ方が学べます!
- 飲んで歌って、皆で仲良く楽しくお料理をいただけます!
バーニャ・カウダというと、個人的には居酒屋でメインの前に皆でつつくもの…というイメージでした。しかし、発祥の地イタリア・ピエモンテ州では、なんとメイン料理の一つとして頂きます。私たちの行ったアスティのバーニャ・カウダ祭りでは、皆で仲良くテーブルを囲み、楽しさ倍増!日頃、口臭を気にしてニンニク料理を食べないイタリア人も、この日だけは、ここぞとばかりにニンニクたっぷりのバーニャ・カウダをいただきます。
バーニャ・カウダ祭り(Bagna Cauda Day)チェックポイント5選
イタリアのバラエティ豊かなお野菜たち。
バーニャ・カウダの主役は色とりどりの野菜たち、席に着くと大皿やカッティングボードにドカ盛りで提供されます。私は正直、ほとんど名前がわからない野菜ばかりだったのですが、それでもロシアンルーレットのように、楽しみながらいただくことが出来ました。隣のイタリア人に聞くとイタリア語や英語で名前を教えてくれることもありますよ!気に入ったものがあれば是非尋ねて、親交を深めましょう。
ニンニクの量に合わせて選べるソースたち。
実はイタリア人たちは「口臭が気になる」等の理由で、ふだんはほとんどニンニク料理を食べません。バーニャ・カウダ祭りでも、あえてニンニクなしのソースを希望する人も多数。その一方で「今日くらい、ニンニクをたらふく食べるぞ!」とニンニクを食べたいがためにやってくる人もいるため、店ではニンニク量を変えた数種類のソースを用意しているところが多いです。それぞれ面白いネーミングが付いているので、現地ではソースの名前も、味わいとともにお楽しみください。
Tortellini in brodoでほっこり。
私たちの行った店では終盤に、「トルテリーニ・イン・ブロード」というスープパスタが登場し、ニンニクでポカポカになった身体がさらに温まりました。スープは優しいコンソメ味でしたが、パスタの中にチーズやお肉が入っていたので、見た目以上に食べごたえがありました。お野菜は引き続き食べ放題。ソースは無くなったらどんどん足してもらえるので、人によってはトルテリーニをソースに絡めて食べている人もいました。
お肉もバーニャ・カウダソースに絡めます。
会場にはパスタだけでなく、お肉までバーニャ・カウダソースに絡めて食べ始める人も急増!特にピエモンテ州では生肉を食べる習慣があるため、ご当地牛のファッソーネ牛の生肉(カルパッチョ)を頼んで、そのまま食べたり、ソースの入ったお鍋に浸して、しゃぶしゃぶのように楽しんでいる席もありました。旅行中、生肉を食べることに抵抗がある人も、これなら安心して食べられますね♪ほんのり火が通った生肉もまた、オツなものがありました。
味に変化球!バーニャ・カウダに生卵を投入!
盛り上がってくるとパスタもお肉もパンも野菜も、なんでもバーニャ・カウダソースに絡めて食べ進めるイタリア人。味にさらなる変化球!最後はなんと、うずらの生卵をおとします。こうなってくるとなんだかすき焼きのよう!生卵を加えることで、容器の中のソースを綺麗に食べ切ることができるのだそうです。人によっては秋の味覚、トリュフを投入したり、チーズを入れたりもしていました。
バーニャ・カウダ祭り(Bagna Cauda Day)の見逃せないグルメ情報
Topinambur(トピナンブール)
トピナンブールは日本で「菊芋」と呼ばれている野菜。バーニャ・カウダ祭りの行われるピエモンテ州はトピナンブールの一大生産地のため、秋になるとスーパーや市場に上のようにドサっと段ボールに入って、売られ始めます。見た目はショウガのようですが、普通のジャガイモのように使うことが出来て◎しかも、生でも食べられるのでバーニャ・カウダ以外にサラダにもよく登場します。お店で見つけたら是非試してみてください♪
バーニャ・カウダ祭り(Bagna Cauda Day)お役立ちグッズ
「Golia」
「ゴリア」はイタリアのミントキャンディー。フルーティーなものから強烈ミント味まで、たくさん種類があって、たいていのスーパーのレジ前に並んでいます。バーニャ・カウダ祭りの時は「今日だけはニンニクの匂いなんて、気にしない!」という人がほとんどですが、もし口臭が気になる方は是非お役立てください。イタリア人は、仕事中や車の運転中などにも眠気冷ましにゴリアを愛用している人が多いです。
バーニャ・カウダ祭り(Bagna Cauda Day)で注意点するべき点とは
「コースメニューがお店によってさまざまです」
バーニャ・カウダ祭り自体はイタリアのいたるところで開催しています。その中で、私たちが行ったアスティのバーニャ・カウダ祭りは、地元の加盟店で、バーニャ・カウダコースを注文し、お祭りを楽しむシステムでした。この「コース」なのですが、お店によって内容がさまざまです。加盟店はホームページにすべて掲載されており、店によってはメニューもネット上に載せているので、事前に余裕があれば、チェックしておくと確実にお目当てのものが食べられて安心です。
まとめ
ピエモンテ州は秋の味覚が目白押しの州。バーニャ・カウダ以外にも、栗、トリュフ、ワインといった、世界的に有名な食材がピエモンテ州から世界に向けて発信されます。これらを堪能するべく、秋になると日本からもさまざまな美食めぐりツアーinピエモンテ州が催行されますので、是非、機会があれば秋のピエモンテ州やアスティに遊びにいってみてください。
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