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カトマンズ旅行体験記
子どもの頃に見た、大きくてカラフルな、怖い顔なのにどこかユーモラスな神様。ずっと心に残っていていつか必ず訪れてみたいと思っていた国のひとつが、ここネパールでした。
ようやく夢が叶い来ることができたカトマンズ。戸惑うこともあったけれど楽しい街でした。
カトマンズ旅行について
- 街中いたるところに神様がいっぱい
- ヒンドゥー教と仏教が共存する不思議な世界
- 交通ルールなんてないも同然の車にびっくり
神様だらけだーって思うほど道のあちこちに小さな祠があり、みんなが祈りを捧げています。また、ヒンドゥー教の寺院と仏教の寺院があり、平和に共存しています。どちらの寺院も常にたくさんの人がいてお祈りをしたり、休んでいたりと思い思いに過ごしていて、その中に交じって座って休んでいると時間がゆっくりと過ぎていくような気分になります。
一方、移動手段はおそらくタクシーかバイクになると思いますが、交通ルールが無いようなものでよく事故らないなと感心するほどです。すれ違いざまにぶつかるのではとヒヤヒヤさせてくれます。
カトマンズ旅行のおすすめのスポット
ついにあの神様とご対面!ダルバールスクエア
旧王宮の前に広がる広場で、多くの寺院や博物館が集まるエリアです。さまざまな形の寺院が立ち並ぶ中に、生き神様クマリが暮らす館もあります。時間によってはクマリが窓から顔を出してくれるそうでその時間は館の前は人だかりができます。
この広場に、私がネパールに行きたいと思わせてくれたあの大きな神様がいました!立体的に彫られた(描かれた)その神様カーラ・バイラヴはカラフルでとても目立ち、たくさんのネパール人が祈りを捧げていました。
寺院の縁側に座って広場を眺めていると時間を忘れられます。
丘の上に立つチベット仏教寺院、スワヤンブナート
中心地から少し離れた丘の上に立つネパール最古と言われているチベット仏教寺院です。麓から歩いたので結構な距離を歩きましたが途中には野生の猿がいたりと自然がいっぱいです。頂上まで到着すると、丸くておおきいストゥーパが現れます。天気がいいと青い空に白い塔が映えとても美しいです。この日は、ちょうど雨上がりだったおかげで空気が澄み、普段は大気汚染で見えないヒマラヤが遠くに見ることができ、ご褒美をもらったような気分になりました。
こちらは展望台もありそこからカトマンズの街を一望できます。
死について考えさせられるヒンドゥー寺院、パシュパティナート
こちらはネパール最大のヒンドゥー教寺院パシュパティナートです。ガンジス川の支流にあたる川のほとりに建つ寺院で、こちらでは死者の火葬が行われています。河川敷に平たい場所がありそこに死者を運び火葬し、その後、遺灰は親族たちによって川に流されます。火葬されているすぐそばで沐浴をする人もいます。それらの様子は川の対岸から眺めることができるのですが、たなびいてくる煙、泣いて悲しむ親族たち、沐浴をする人らを眺めていたら死生を考えずにはいられませんでした。
カトマンズでのおすすめグルメ
看板もない、メニューもない、現地の人しか訪れない激安ダルバート
偶然出会った日本人男性に、ものすごく汚いけどおいしくて激安の店があるけど行く?と言われ行ってみることに。そこは看板がないどころかどう見ても掘っ立て小屋のような場所で、間違いなく観光客は行かないであろう店でした。他のネパール人が食べている料理(丸い銀色のプレートにごはんとおかずが数品乗っているダルバート)を指さして同じものを食べてみることに。
・・・おいしい!!お店を切り盛りしている若い女性はニコニコしておかわりをすすめてくれる。おなかいっぱい食べてチャイを飲んでも100円しない。おなかも壊さなかったし、数日通ってしまいました。
カトマンズでのおすすめのショッピングスポット
ダルバールスクエアの周りは奇妙なおみやげやさんがたくさん
あちこちにお店がたくさんあります。外国人観光客をターゲットにしたフェアトレード品やかわいいものを扱うきれいで少し高めの雑貨屋さんから、ちょっとほこりをかぶった、いかにも怪しそうなおみやげやさんまでいろいろあり見ているだけでも楽しめます。ネパールは紅茶の産地でもあるそうで、とてもおいしい茶葉を買うことができます。私は普通の茶葉と、チャイ用の茶葉を購入しました。
カトマンズにて宿泊したホテル
Madhuban guest house
3か所のゲストハウスに滞在しましたが、安ホテルのせいか、そもそもそういう土地なのかわかりませんが、基本的に水道から出てくるお水は茶色いです。シャワーもお湯が出てくるだけありがたく、やはり茶色いです。だけど部屋自体は汚くはないし、だんだん慣れてきます。
私は1泊400円程の安ホテルに滞在したのでお水が茶色かったのかもしれません。
もちろん朝食なんて出てきません。
カトマンズ旅行にて利用した旅行代理店・ツアー
個人手配
ホテルはいつも事前に予約をするのですが今回はお昼頃に到着だったので現地で直接ホテルを見て決めました。ホテルは本当にピンキリですがたくさんあります。よさそうなホテルに行き、部屋を見せてもらって、値段を聞いて決めても十分です。よさそうだけどシャワーが水だったり、ベッドが・・・・だったり、いろいろとチェックできます。
もちろん、ある程度の値段のホテルに滞在するのであればそんな心配はないのでしょうけれど。
あちこちホテルを見て回る時間もとても楽しいものでした。
カトマンズ旅行に必要な持ち物
衛生状態があまり良いとは言えませんので気になる方はウェットティッシュを持って行ったほうが良いと思います。
また、おなかを壊す可能性もありますので念のためティッシュペーパーをいつもよりも多めに持っていくとをおススメします。私のように旅行者向けではないお店にもチャレンジしたいタイプの方はあったほうがいいです。ポケットティッシュをいくつも持つより、トイレットペーパーの芯を抜いてつぶして1個持っていけばいろいろとしのげます。
カトマンズ旅行での注意点
- 道が暗いので夜間はあまりで歩かないようにしましょう。
- 長期滞在者がたむろするあやしいエリアがあります。
- 稀ですが、ストライキが起きることがあります。
基本的には平和な街です。ですが、電力事情がよくないため道が真っ暗だったりするので夜間の外出はあまりしないほうがよさそうです。また、長期滞在の外国人観光客のたむろするエリアは少々怪しいニオイがしますのであまり近づかないほうがいいでしょう。
まれですが、バンダというストライキが起こると飛行機、バス、タクシー、お店、会社、学校、何もかもが休みになり待ちが閑散としたのにはびっくりしました。ある意味レアですが予定が狂ってしまいます。
まとめ
カトマンズは日本語を話す人も多く、良くも悪くもフレンドリーです。親切心で声をかけてくれとことん世話を焼いてくれる人もたくさんいます。反対に客引きなどで声をかけられることもとても多いです。
ホーチミンで完全に人を信用できなくなり、親切心を疑いの目で見ていた私の事情を聞いて涙を流して一緒に悔しがってくれた人のおかげでもう一度信じよう(十分気を付けて、ですが)と思わせてくれた、そんな優しい人たちであふれた街でした。
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