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メテオラ旅行体験記
丘の上につくられた都市や地中海の絶景を一目この目で見てみたい!でもギリシャ文字は全く読めず、英語が通じるかも不安ということで友人と一緒にギリシャと南イタリア周遊の団体ツアーに参加しました。実在するとは思えない場所に建てられた世界遺産のメテオラ修道院群。そこには現在も活動中の修道院が目を疑うような幻想的な景観で堂々と建っていました。そんなメテオラでの観光をご紹介します。
メテオラ旅行について
- 断崖絶壁の頂に建てられたメテオラ修道院群の景色にただただ感動!
- 奇岩が見える絶景の中でギリシャ料理を堪能!
- メテオラ観光後は南イタリアへとクルーズ船へ乗船
俗世との関わりを断ち、瞑想に生きるギリシャ正教の修道士にとって、この険しいメテオラ地形は、理想の環境であったそうです。9世紀には修道士が住み着き始め、現在のメテオラ修道院群が成立したのは、14世紀にセルビア王国がセサリア地方に勢力を拡大した時代といわれています。天空に浮かぶ修道院ともいわれる世界遺産メテオラを実際目にするとその幻想的な景観にただただ感動します。
メテオラ旅行のおすすめのスポット
メテオラ修道院群の中でも最大の修道院「メガロ・メテオロン修道院」
メテオラ修道院群には、15~16世紀の最盛期には24もの修道院があったそうです。現在はわずか6つの修道院が活動中です。その中でも最大の修道院といわれているのが、標高616mに位置する「メガロ・メテオロン修道院」です。14世紀に聖地アトス山から移り住んできた聖アナスタシオが開いた修道院で、教会内部にはキリストや預言者ダニエルなどの宗教画が描かれています。
聖堂のフレスコ画が美しい「ヴァルラーム修道院」
「メガロ・メテオロン修道院」に次ぐ2番目の規模といわれている「ヴァルラーム修道院」です。メガロ・メテオロン修道院より徒歩10分程度で行くことができます。14世紀にこの地で活動していた隠修士ヴァルラームの場所に16世紀になってヨアン二ナからネクタリオスとテオファニスの兄弟修道士がここに共同体を組織し、主教会(カトリコン)も1542~1544年に建てられたといわれています。修道院内部には、フランゴス・カテラノスによる美しいフレスコ画が残っています。修道院の入り口は現在は橋で道路と結ばれていますが、塔にある巻上機とロープは当時は物資のみではなく、人の移動にも使われていたそうです。
THEメテオラ的な景観の修道院「アギア・トリアダ修道院」
「アギア・トリアダ修道院」は、直面壁の奇岩の上に建てられ、” 天空の修道院 ”としてガイドブックなどにも使われているTHEメテオラ的な景観の修道院です。団体ツアーに参加だったので、遠くからの鑑賞で修道院までは観光できませんでしたが、この修道院を見学するには130段もの階段を登る必要があるそうです。登山なみにやや過酷ですが、テラスから眺めるカランバカ街の景観がとても美しいそうです。
メテオラでのおすすめグルメ
奇岩が見える絶景レストランVakhosでギリシャ料理を堪能!
メテオラ観光の前に昼食はカランバカにある奇岩が見える絶景のレストランVakhosでギリシャ料理「ラハノドルマデス」(ロールキャベツ風)と「スブラキ」(肉の串焼き)をいただきました!カランバカに近づくと見えてくる奇岩の景色にただただ興奮!レストランからも見える奇岩の絶景を堪能しながら、ギリシャ料理も美味しくいただきました。
メテオラでのおすすめのショッピングスポット
メガロ・メテオロン修道院の入り口付近に並ぶ露店のお土産物屋さん
メテオラ修道院群の中にはお土産物屋さんがあまりありませんが、メガロ・メテオロン修道院の入り口付近に露店のお土産物屋さんが並んでいました。メテオラのガイドブックや絵葉書、マグネットや置物などさまざまな物が販売されていました。
メテオラにて宿泊したホテル
ギリシャのイグメ二ツァ港から南イタリアのバーリ港へクルーズ船に宿泊
メテオラ修道院群を観光後は、ギリシャのイグメ二ツァへ約5時間かけて移動。南イタリアのバーリ港へ向けてのクルーズ船に乗船宿泊しました。船内の部屋は2人部屋でシングルベットよりもやや狭いベッドでしたが、トイレ・シャワー付き、洗面台もあり、広くはないですが十分でした。船内のスプーンやフォークでデザインされた魚たちがユニークで印象的でした!船の揺れもなく、アドリア海の景色も堪能できて夜から早朝まででしたが堪能できました。
メテオラ旅行にて利用した旅行代理店・ツアー
阪急交通社 ギリシャ&南イタリア9日間
ギリシャと南イタリアの旅行は、ギリシャ文字は読めないし、英語が通じるかも不安ということで思い切って友人と2人で団体ツアーに参加しました。深夜に到着し、早朝から動くというハードスケジュールでしたが、ギリシャでの1日エーゲ海クルーズやギリシャの世界遺産などの観光、南イタリアへはクルーズ船に宿泊しながら移動というプランで充実した旅となりました。
メテオラ旅行に必要な持ち物
団体ツアーでメテオラに訪れたのは1月末だったので、日差しもそれほど強くなく、寒さもそれほど厳しくなく、お天気も比較的良くて観光しやすかったです。天空といわれるように標高がやや高く、日差しを妨げる木々などもないため、日焼け対策は必須でしょう。冬のシーズンでも日焼けを絶対したくない人は、観光で外を歩くので日焼け止めを持参すると良いでしょう。奇岩群で急な坂道や階段も多いので、履きなれた靴やスニーカーも必須です。
メテオラ旅行での注意点
- メテオラ修道院では坂道や急な階段が多いので、歩きやすい靴が必須です!
- 肌の露出を避けた服装でズボン姿の場合はストールを巻くかスカートを着用!
- 修道院内のビデオ撮影は禁止、写真撮影も一部禁止されている場所も!
メテオラ修道院は、現在も修道士たちが瞑想し祈りをささげている神聖な場所になります。急な階段や坂道も多いため、歩きやすい靴またはスニーカーが必須です。また、肌の露出が多い服装やズボン姿の女性は入場できません。大判のストールを巻くか、スカートを上からはく必要があります。また、修道院内のビデオ撮影は禁止、写真撮影も一部禁止の場所があります。※大判のストールやスカートは現地で貸してくれます。
まとめ
ギリシャの世界遺産メテオラ観光についてご紹介しましたが、幻想的な景観の魅力が少しは伝わったでしょうか?メテオラ修道院群では、ショッピングという場所はほとんどありませんが、幻想的な絶景にただただ感動し、いつまでも飽きずに観ていられる絶景、自然の偉大さなどについて考えさせられる場所でした。旅好きな方にはぜひ一度訪れて見て欲し場所です!
Good